企業特集
「ゴムと異素材の接着」に注力
ユニオンゴム工業 足立駿介会長、吉田寛社長
国内の大手タイヤメーカーに自動車タイヤ関連のブラダーやフラップを供給する企業として存在感を示すユニオンゴム工業。創業者（吉田孫太郎）の孫で、いとこ同士の足立駿介会長と吉田寛社長に同社の強みや注力する取り組みなど話を聞いた。
◆御社の沿革について。
足立会長・我々の祖父が１９２０年に神戸の長田区にてゴム製品の製造を始め、今年で１０５年目を迎える。我々は創業者からみると３世代目になる。創業者の後は、外部の人間に経営をゆだねたこともあったが、私が50歳になった１９９４年に社長に就任した。翌年に阪神淡路大震災が発生し、長田区の本社工場も甚大な被害を受けたため、加古川東工業団地に工場を建設し、製造部門を移転した。その後社長を30年務めた。後継者としての適任者を探していたところ、他の業界で働いていた吉田寛現社長を半ば強引に誘い、２０２３年４月に社長を引き継いだ。
◆事業内容は。
足立会長・現在は加古川工場(兵庫県加古川市)で
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