■ 新年インタビュー
攻めの準備を怠らない
豊田合成 齋藤克巳社長
「2030事業計画」の公表から3年目を迎える豊田合成。今年は27年、28年以降の成果の刈り取りを目指し、定めた諸政策を「確実にやり切り、次へのステップを駆け上がる年」とした齋藤克巳社長に話を聞いた。
◆昨年を振り返って。
取り巻く環境でいうと、自動車の認証不正問題による生産台数の減少があった。また、想定よりも中国OEM市場の攻勢が早まり、日系のお客様のシェアが落ちたことも大きかった。
一方、当社は本社の技術センターでカーメーカー向けの製品展示会を実施しているが、昨年はインドのマルチスズキの開発センターで製品展示会を開催し、大変好評だった。海外で初めて
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