企業特集 六菱ゴム アジャイル経営でさらに成長へ オリジナル製品がグローバルに活躍

2023年03月20日

ゴムタイムス社

企業特集

アジャイル経営でさらに成長へ オリジナル製品がグローバルに活躍

六菱ゴム 和田剛二社長

 昨年11月に創立100周年を迎えた工業用ゴムメーカーの六菱ゴム(神戸市西区、和田剛二社長)。「一貫生産体制による俊敏性のある(アジャイル)経営で、PDCAを数多く回す取組みが今の成長につながっている」と語る和田社長に話を聞いた。

 ◆昨年100周年を迎えた感想を。

 大正11年11月11日に神戸の地に創立してから、100周年を迎えられたのもお客様ならびに関係者の皆様のおかげだと深く感謝を申し上げたい。私が社長職として長年務めた中で心がけたのは、お客様のお困りごとに、常に製品の専門知識を高め、製品開発を継続して取組む姿勢、一つの工場内で材料開発から設計、試験、製造、検査が完結する一貫生産体制を整備したことで、俊敏性のある(アジャイル)開発を可能とし、PDCAを数多く回せたことが今日の成長につながっていると思う。

 ◆アメリカTIME誌掲載について。

 100周年と同時期、アメリカTIME誌が『THE BEST INVENTIONS of 2022』「2022年最高の発明特集」11月号を企画し、その中のテーマとして「The Japanese businesses going online for real world changes(和訳:現実社会の変化に対応する、オンライン化でグローバル展開する日本企業)」の特集が組まれた。TIME誌調査部により日本の中堅・中小企業をリサーチされ、7社がこの特集号で掲載、六菱ゴムもその中の1社に選ばれた。

 社会課題に対しウェラブル技術を利用した遠隔管理でグローバル展開した取組み、固形製剤工場の完全自動化に寄与するロボットとコラボレーションした製品などの取組が評価された。TIME誌に掲載された様子は、当社ホームページからみることができるので、ぜひ当社のホームページを見てほしいと思う。

 ◆六菱ゴムの製品構成について。

 当社は幅広い分野へゴムの機能部品を

 

 
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