【新年インタビュー】クラレプラスチックス 宇野将成社長

2023年02月20日

ゴムタイムス社

■ 新年インタビュー

生産・販売・開発の職能別体制へ

クラレプラスチックス 宇野将成社長

 

 昨年迄の事業部制組織から、23年1月1日付で生産・販売・開発の職能別組織に変更し、新規事業の開拓に力を入れるクラレプラスチックス。宇野将成社長に22年を振り返ってもらいつつ、中期経営計画(22年~26年)初年度の進捗状況や、現状の課題、23年の抱負などを尋ねた。

◆22年を振り返って。
 21年は需要がV字回復とまではいかなかったが業績は堅調であった為、22年も業績拡大する事を期待していた。しかし、新型コロナの感染拡大、ウクライナ情勢、原材料の高騰など外部環境が大きく変化した。こうした今迄にない厳しい環境下でなんとか利益を確保するため、価格転嫁を実施するなどの対応を講じたが、浸透が遅れたことや世界的にサプライチェーンが停滞していた影響もあり、売上は昨年比横ばい、利益は減益となり、コロナ以前の19年度レベルの業績を目指していたが未達となった。