技術・品質で勝負するゴムメーカー 雪ヶ谷化学工業 SDGsテーマで開発力強化 サスティナブルスポンジを発売

2021年07月05日

ゴムタイムス社

技術・品質で勝負するゴムメーカー Vol.7

SDGsテーマで開発力強化 サスティナブルスポンジを発売

雪ヶ谷化学工業

「高品質、高機能製品の開発・製造し、産業社会の発展に貢献する」を企業理念に、世界シェア7割の化粧品用スポンジを始め、工業用スポンジなどを製造する雪ヶ谷化学工業(東京都品川区、坂本昇社長)。最近はSDGsをテーマに一歩先んじた活動を展開する坂本社長に話を聞いた。

 ◆事業内容について。

 1952年の創業当初は天然ゴムを素材としたクッション材や工業用パッキン材などを製造していた。現在、売上の8割を占める化粧品用スポンジの生産を開始したのは1960年代で、業容が急拡大する転換期となったのは1976年。これまで天然ゴム(NR)を使い生産していた化粧品用スポンジを、耐油性や耐久性を格段に高めた合成ゴム(ニトリルゴム)に置き換えた製品を発売したからだ。当時、

全文:約1712文字