【新年インタビュー】朝日ラバー 渡邉陽一郎社長

2021年01月12日

ゴムタイムス社
渡邉陽一郎

渡邉陽一郎

■ 新年インタビュー

21年は「動」をキーワードに

朝日ラバー 渡邉陽一郎社長


 昨年創業50周年を迎え、新中期計画をスタートした朝日ラバー。渡邉陽一郎社長に20年を振り返りながら、20年のトピックや抱負などを聞いた。

 ◆20年を振り返って。
 2030年を見据えたビジョン「ARー2030VISION」を定め、2021年3月期を初年度とする3ヵ年の「第13次三カ年中期経営計画」がスタートした年だった。また、20年5月に創業50周年を迎えた年でもあった。
 1月に新型コロナが始まり中国・東莞工場が影響を受けはじめるなか、4月は国内で緊急事態宣言が発令され、コロナ下で今期が開始した。そのような環境のなか、自分たちができることは何だろうといろいろ考える時間が生まれた年でもあった。また、コロナ下においても、自分たちから仕掛け、お客様に見て頂く機会を増やしていくために「密着」というキーワードでお客様と接し自分たちが将来に向かって貢献できる姿をつくっていこうと進めた。
 
 ◆業績の動向について。
 上半期を振り返ると、利益面で大きく影響を受け、医療・衛生用ゴム事業以外のすべての事業が収益を落ちる結果となった。新型コロナの影響により、20年4月から国内受注が影響を受け始め、7月以降徐々に回復基調となっている。
 コロナ禍で当初描いていたスタンスが取れなかったが、確かに定量的な目標は達成できなかったものの、そのなかでも自分たちからできることは何か

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