【新年インタビュー】中部工業用ゴム製品卸商業組合 加藤已千彦理事長

2021年01月10日

ゴムタイムス社
加藤已千彦理事長

加藤已千彦理事長

■ 新年インタビュー

IT駆使して幅広い情報提供を 商品展示会の実施も検討

中部工業用ゴム製品卸商業組合 加藤已千彦理事長


 

 昨年度は新型コロナの影響により、大半の活動を中止延期した中部工業用ゴム製品卸商業組合。理事長の加藤已千彦氏に、コロナ禍における組合の在り方や今後の方針を聞いた。

 ◆中部地区の経済景況は。
 
 新型コロナの影響により、4月5月は経済が停止したような状況だった。特に中部地区は自動車産業が盛んだが、その自動車の減産の余波を大きく受けた。工作機械でも、米中貿易摩擦の影響が継続した中で新型コロナの影響が追い打ちをかけ、大変厳しい状態となった。
 ただ、秋口以降は中国が早期に回復傾向を示し、国内自動車生産も回復基調になったことから、多少は持ち直した印象だ。工作機械でも中国ではフル生産状態にまで回復しており、国内も若干上向いてきたと感じている。
 ただ、昨年末にコロナ感染拡大の第3波の到来により、先行きは不透明であり、今年の春先までは同様の景況感が継続するのではないかとみている。公共事業は現場で感染対策を徹底しているため、それほど大きな影響は出ていない状況だ。

 ◆昨年の組合活動は。

 昨年10月に、中部ゴム工業会と共催でウエブを使用した営業についての研修会を、40名ほどの参加者を集め無事に開催した。その他、秋のゴルフコンペを開催し親交を深めた。

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