9月の日本銀行物価指数 プラ原材料が1・3ポイント下落

2020年11月20日

ゴムタイムス社

 日本プラスチック工業連盟(15年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の9月実績によると、プラスチック原材料は19品目平均で87・5と前月から1・3ポイント下落した。

 内訳は不飽和ポリエステル樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂など10品目が変動なく、ポリカーボネート、飽和ポリエステル樹脂、ポリアセタールの3品目が上昇したが、エチレン酢酸ビニル樹脂、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレンなど6品目が下降した。また14品目が100を割り込んだ結果となった。

 プラスチック製品では20品目平均で前月比0・1ポイント下落し98・0だった。
 内訳はプラスチック雨どい、電気機器用プラ製品、軟質プラ発砲製品など9品目が変動なく、プラスチック積層品、プラスチック床材など4品目が上昇した。下降については、プラスチック継手、プラスチック板、プラスチックフィルム・シートなど7品目となった。20品目のうち、最高水準だったのは雨どいの119・8。

 石油化学系基礎製品においては、16品目平均で前月から1・1%上昇し69・9となった。
 内訳はオクタノール、アクリロニトリル、フタル酸系可塑剤の3品目が変動なしとなり、ブタン・ブチレン、キシレン、ビスフェノールAなど10品目が上昇した。ベンゼン、酢酸ビニルモノマー、パラキシレンの3品目が下降となった。品目別でみていくと、ブタン・ブチレンが4・8ポイントともっとも上昇した。

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