挑戦するゴム商社 日加商工 加藤暢利社長

2019年11月22日

ゴムタイムス社

 工業用ゴム・プラスチック製品の総合販売会社として、関東周辺約450社を対象に商品の提供を行う日加商工(東京都墨田区、加藤暢利社長)。今期の需要動向やタイの販売会社の状況などを加藤社長に聞いた。

 ◆足元の需要動向は。

 今期(20年4月期)は、ゴムシートなどの工業用品は、東部ゴム商組の工業用品動態統計調査と同じく、当社も厳しい状況。ただ9月半ばには底を打った感覚があり、期待できる案件が入り始めている。今期はグループ会社でリサイクルやゴムチップ舗装などを扱う日加R&Eが非常に好調だ。日加R&Eが牽引する形で、グループ全体の売上は前年同期比2~3%増となっている。

 ◆期待する事業分野は。

 RoHs2やケムシェルパ(経済産業省主導で開発された、サプライチェーンにおける新たな製品含有化学物質情報の伝達スキーム)に関連するニーズが高まっており、対応の要望も多い。ゴムシートはすでにほとんどがRoHs対応だが、出荷までに係わる検査台や梱包材も対応品に切り替えるなど、ROHs対応をさらに深化させ、今後の需要増に応えていければチャンスが広がるのではないか。また、検査台や梱包材は弊社取り扱い商品でもあるので、これらの拡販も取り組む。

 ◆社内のトピックス。

 十数年ぶりに社内システムを大刷新

 

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