【企業紹介】東商ゴム工業 配合から生産まで一貫提供目指す

2019年06月18日

ゴムタイムス社

 1966年の創立以来、OA機器向けのゴム、スポンジ、樹脂ローラーやゴム単体製品を製造する東商ゴム工業(東京都墨田区、末永大介社長)。「今後は配合開発から製品まで一貫提供する会社を目指す」と語る末永社長に話を聞いた。

 ◇御社の生い立ちを。

 創業者でもある父の末永富夫(代表取締役会長)と母の弘子が自宅(千葉県市川市)を改築してゴムローラーの研削を始めたのが会社創設のきっかけ。ただ、仕事が増えて自宅での作業が手狭になり、新たな工場の土地を探していた。その中に父の疎開先付近だった千葉県山武郡横芝光町があった。それが1973年に開設した横芝工場(千葉県山武郡)になる。

一貫生産を強みとする同社ロール

一貫生産を強みとする同社ロール

 ◇事業内容について。

 横芝工場では、これまで複写機やプリンターなどOA機器向けのローラーを生産してきたが、OAメーカーの生産拠点が海外にシフトし、OA向けローラーを取り巻く環境は厳しくなった。それが約20年前だ。現在はOA機器だけでなく、カードゲーム機や食品、繊維、医療関連機器などの機械に組み込むロールを一貫生産で手掛けている。

 ◇御社の強みは。

 工場には練りから押出成形機、電熱プレス機、

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