自動車タイヤ出荷7%増 18年1~11月のゴム製品

2019年01月25日

ゴムタイムス社

 経済産業省がまとめた2018年1~11月のゴム製品生産・出荷金額によると、出荷金額は2兆1423億2347万4000円で前年同期比5・4%増となった。

 自動車用タイヤが生産・出荷金額ともに前年実績を上回ったほか、ゴムホースと工業用ゴム製品も生産・出荷金額とも増加した。ゴムベルトは、生産が減少したものの出荷金額は増加した。これらにより、ゴム製品全体として出荷金額が増加した。

 自動車用タイヤの1~11月の生産本数は、1億3591万1000本で同1・2%増となった。内訳はトラック・バス用が969万5000本で同0・4%増、乗用車用が1億136万8000本で同1・3%増、小型トラック用は2020万5000本で同1・9%増、二輪自動車用が332万1000本で同5・2%減、特殊車両用が132万5636本で同3・0%増となり、二輪自動車用以外のタイヤ全てが前年同期実績を上回った。

 自動車用タイヤの1~11月の出荷金額は1兆1187億903万5000円で同7・4%増。内訳はトラック・バス用が2391億8701万9000円で同4・0%増、乗用車用は5217億3639万4000円で同4・8%増、小型トラック用は1304億4586万7000円で同4・1%増などとなっている。

 18年は日本自動車工業会のまとめでは四輪車の生産が概ね前年並みで推移し、日本自動車タイヤ協会がまとめたタイヤの販売も新車用・市販用とも前年比ほぼ横ばいで、これらの傾向に沿う形でタイヤの生産は微増に留まった。

 ゴムベルトの1~11月の生産量(新ゴム量)は、2万95tで同0・3%減、出荷金額は

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