【夏季インタビュー】十川ゴム 十川利男社長 生産効率化をさらに推進 省人化・省力化設備の導入強化

2018年08月24日

ゴムタイムス社

■ 夏季インタビュー

生産効率化をさらに推進
省人化・省力化設備の導入強化

十川ゴム 十川利男社長


 

 十川ゴムの17年度は、自動車向けやガス産業が減少したものの建設機械や医療機器、食品産業向けのホースなどがカバーし売上全体は微増だった。十川利男社長に足元の状況や製品開発に向けた取り組み、今後の経営課題などを語ってもらった。

◇足元の需要動向は。
 18年4~6月期は売上高、利益とも前期並みで推移し、7月も同じような流れが続いている。製品面では、建機向けホースは今期も好調が期待できる他、お客様との開発品も加速させたい。通期に関しては売上・利益とも前期を上回る計画を立てているが、原材料価格の上昇や運送費値上げなどが進んでいる。収益面は厳しくなることが予想されるが、生産効率化に取り組み増益につなげていきたい。

◇国内3工場の状況は。
 堺、奈良、徳島の3工場は多少のばらつきはあるものの、生産量は前年並みで推移している。ただ、原材料高や要員不足、さらに今夏は猛暑も加わり、各工場は大変な環境で作業を行っている。
 そのような状況のなかで、生産効率化に取り組みながら従業員の健康増進にもつなげるため、これまで本社部門並びに営業店で行っていた「ノー残業デー」を昨年末

 

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