18年2月のゴムベルト生産実績 合計は6%減

2018年04月04日

ゴムタイムス社

 日本ベルト工業会がまとめた2月のゴムベルト生産実績によると、生産量は合計で2055tで前年同月比6%減となり、2ヵ月連続で減少した。うち内需は1595tで同3%減で2ヵ月連続で減少し、輸出は460tで同16%減となり3ヵ月ぶりに減少に転じた。

 品種別のコンベヤベルトは1082tで同10%減となり、2ヵ月連続で減少した。内訳は、内需は同7%減で3ヵ月連続で減少し、輸出は同17%減で3か月ぶりに減少に転じた。

 国内コンベヤの主な需要先である鉄鋼やセメントなどの需要動向を見ると、2月の粗鋼生産は前年同月比0・5%減で4ヵ月ぶりの減少。セメント生産は同6・6%減で3ヵ月連続の減少、紙・板紙生産は同2・9%減と2ヵ月連続で前年同月を下回った。

 輸出に関しては、豪州など資源国向け需要は依然本格的な回復に至っていない。このことが減少につながったものと思われる。

 伝動ベルトは972tで同2%減となり、2ヵ月連続で減少した。内需は同1%増、輸出は同13%減で3ヵ月連続で減少した。内訳はV・ファンベルトが同2%減、歯付ベルトは同1%減、その他ベルトは同3%増。

 伝動ベルトの主要需要先である自動車

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