17年度手袋国内販売 家庭用は2年連続増加 減少傾向に歯止め

2018年03月27日

ゴムタイムス社

 日本グローブ工業会は3月5日、2017年度の家庭用・作業用・医療用手袋の国内販売数量実績を発表した。

 家庭用手袋は合計9371万6000双で前年比2・0%増となった。伸び率は前年の0・2%を1・8ポイント上回り、減少傾向にようやく歯止めがかかった。

 作業用手袋は合計1億2814万1000双で同2・0%増となり、3年ぶりに前年実績を上回った。

 日本経済が緩やかに回復する中、製造現場や建築現場で使われる作業用手袋の販売にも良い方向に作用したと見られる。

 医療用手袋では、手術用が7914万8000双で同0・2%増と横ばいだった。

 ・家庭用手袋
 家庭用手袋のうちビニール手袋は5335万1000双で1・2%増、ゴム手袋は3078万8000双で1・6%増、ニトリル手袋は957万7000双で同8・4%増となった。

 家庭用手袋の品種別構成比はビニール手袋57%、ゴム手袋33%、ニトリル手袋10%と構成比に変動はなかった。

 なお、一般用極薄手袋は52億8915万枚で同32・5%増と引き続き

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