【新年インタビュー】入間川ゴム 清水佑樹社長

2018年01月12日

ゴムタイムス社

 17年度から新中計「NexT2019」がスタートした入間川ゴム。16年に就任した清水佑樹社長に中計1年目を振り返ってもらうとともに、今年の展望などを語ってもらった。

清水社長―昨年を振り返って

 17年度上期(4月~9月)は、シートが全般的に好調だった。汎用品・特殊品ともに動きがよく、景気の回復が影響している印象だ。また、ゴムマットでは工事の養生用の引き合いが増えた。成型品については、量産に至っていない開発案件もある。この点をしっかり伸ばしていくことが今後のテーマになる。

◆下期、通期の見通し

 下期も上期の勢いが続くと見ている。通期では新中計1年目の計画を上回り、前年比で増収となる見込みだ。特にシートとマットは増収のけん引役として期待している。

 ただ、現在の好調は新中計の施策の効果以上に景気の影響による部分が大きいように感じる。それを踏まえて、中計のローリングも検討する。18年度の計画は、新中計とは別に、単年度の計画として従前の目標に上乗せしていきたい。

◆中計2年目に向けた取り組みは

 まずは増収増益をしっかり継続する。資材費や物流費の高騰で利益面は厳しいものの、その分増収にこだわって売上をさらに伸ばしていく。ゴム板業界全体でも2~3%伸びる見通しなので、当社もその数字を上回る実績を目指す。

 また、好調なシートをベースに成型品でいかに上乗せできるかもカギになる。シートと成型品の構成比をバランスよくしてい

 

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