【新年インタビュー】タイガースポリマー 渡辺健太郎社長

2018年01月12日

ゴムタイムス社

 タイガースポリマーの渡辺健太郎社長は、同社本社で記者会見を行った。国内をはじめ海外拠点も順調に伸びてきていると振り返る渡辺社長に17年を振り返りながら、国内や海外事業の進捗状況、中計の進捗などを聞いた。

渡辺健太郎社長

渡辺健太郎社長

◆17年を振り返って。

 中間決算を振り返ると、国内単体では増収増益となったが、利益面では労務費の増加で微増にとどまった。海外拠点は米国の自動車部品を製造するTPMを除けば、順調に推移した。

 国内動向は国内全体の景気の回復に伴い、ホースやシートが好調だった。とくにインフラ整備関係のホースや半導体製造装置メーカー向けのホースやシートが伸長した。

 要因としては、東京オリンピック開催に向けてのインフラ整備需要が押し上げているのではないかと分析する。

 現在の海外売上比率は、ほぼ半分を占め、利益面でも同様な状況だ。市場規模を考えると、今後も比率は伸びていくと見ている。

◆足元の動向・通期の見通しは。

 16年10月や11月の好調さと比較すると、若干落ちているが、堅調に推移している。通期の見通しは売上高405億円を見込んでいるが、この需要の流れを見ていくと、達成できそうだ。

◆海外拠点の動向は。

 中国は経済が安定しはじめ、自動車の勢いも良かったため、自動車部品を製造するTPGと、自動車部品と家電用ホースを製造する

 

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