17年7月のゴムベルト生産実績 合計は前月比6%減

2017年08月31日

ゴムタイムス社

 日本ベルト工業会がまとめた7月のゴムベルト生産実績によると、生産量は合計で2138t、前年同月比6%減となり、前月の増加から減少に転じた。うち内需は1594tで同2%減で前月の増加から減少に転じ、輸出は544tで同15%減となり2ヵ月連続で減少した。

 品種別のコンベヤベルトは1147tで同9%減となり、前月の増加から減少に転じた。内訳は、内需は同3%減で前月の増加から減少に転じ、輸出は同18%減で2ヵ月連続で減少した。

 コンベヤの国内の主な需要先の7月の統計を見ると、粗鋼生産は前年同月比4・3%減で3ヵ月の減少、セメント生産は同7・2%増で4ヵ月連続のプラス、紙・板紙生産は同1・1%減と5ヵ月ぶりの減少だった。需要の大部分を占める鉄鋼生産が低調なため、内需も本格的な回復には至っていない。

 輸出についても、豪州など資源国向けの需要が依然低水準で推移していることから、2桁減となった。

 伝動ベルトは991tで同3%減となり、前月の増加から減少に転じた。内需は同2%減、輸出は同5%減で2ヵ月連続で減少した。内訳はV・ファンベルトが同5%増、歯付ベルトは同25%減、その他ベルトは同8%減。

 伝動ベルトの主要需要先の7月の統計では、国内では需要の半分を占める自動車

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