16年タイヤ販売本数実績 新車・市販用ともに微減

2017年01月18日

ゴムタイムス社

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)はこのほど、2016年のタイヤ販売本数を発表した。

 新車用は四輪車計4276万7000本で前年比1・0%減、特殊・二輪車を含めると4443万4000本で同1・3%減となった。

 四輪車の生産が回復傾向にあるものの、1~11月の累計では前年同期比1・2%減と前年実績を下回っていることで、タイヤの販売本数も同程度のマイナスとなった。

 四輪車用の車種別では、トラック・バス用は137万3000本で同0・1%増、小型トラック用は526万5000本で同9・6%減、乗用車用は3612万9000本で同0・3%減。

 トラックとバスの生産は前年実績を下回っているものの、トラック・バス用タイヤは2、3月と8月に10%を超える高い伸びとなったことで、年間を通してもわずかながら前年実績を上回った。小型トラック用タイヤは小型トラック自体の生産が落ちたことが響いた。乗用車用タイヤは乗用車の生産が1~11月でほぼ横ばいとなったことで、微減にとどまっている。

 市販用は四輪車計6997万本で同0・7%減、特殊車両・二輪車を含めると7226万7000本で同0・7%減となった。

 年間を通じて全体的には低調だったが、11月に都心でも観測史上初となる積雪があったことで、11月に四輪用のタイヤが全て10%を超える伸びとなり、微減にとどまった。

 四輪車の車種別ではトラック・バス用が523万8000本で同1・8%増、小型トラック用が1363万4000本で同0・1%減、乗用車用が5109万8000本で0・2%減。

 外国人観光客の増加により、バスは高水準での運用が続いていると見られ、その結果、トラック・バス用はプラスになったと考えられる。

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