~高分子のガラス転移、 高分子とは何か、低分子に見られない性質、ガラス状態、 示差走査熱量測定 (DSC)、ポリスチレンのエンタルピー緩和、重ね合わせの原理、くし形ポリマーのエンタルピー緩和、ポリスチレンのエンタルピー緩和と緩和を示す数学モデル、ポリスチレンの物理エージングとエンタルピー緩和、エンタルピー緩和の研究から学べること~
受講可能な形式
趣旨
多くの高分子材料はガラス転移を示し、冷却によってガラス状態と
本セミ
受講対象者
プラスチック・樹脂関係の研究開発にたずさわる初学者・若手技術
| 日時 | 2026年3月19日13:00~16:30 |
|---|---|
| アーカイブ視聴 | 2026年3月25日~2026年4月8日 |
| 講師 | 田中 穣(福井大学大学院工学研究科 准教授) |
| 講師略歴 | 1995年 北海道大学大学院理学研究科博士後期課程修了 博士(理学)
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| 受講料 | 45,000円/1名(税別) |
| 会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
| 主催会社 | ゴムタイムス社 |
| 配布方法 | PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。 |
| お申込み | このセミナーに申込む |
| 注意事項 |
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プログラム
(1). 緒言 - 高分子のガラス転移
(2). 高分子とは何か、低分子に見られない性質
2-1. 高分子の定義
2-2. 重合度と分子量の分布
2-3. 高分子の集合状態と性質
(3). ガラス状態
3-1. 高分子の熱的振る舞い
3-2. 過冷却状態と仮想温度
3-3. ゴム状態とガラス状態
3-4. 高分子のガラス転移温度 (Tg)
(4). 示差走査熱量測定 (DSC)
4-1. DSC曲線とその表示方法.
4-2. 基線(ベースライン)の引き方とピーク面積
4-3. DSC.データからCp.データへの変換法
(5). ポリスチレンのエンタルピー緩和
5-1. 温度履歴と構造緩和, エンタルピー緩和
5-2. 代表的な三種の温度履歴
5-3. 緩和したエンタルピーとその平坦値
5-4. 緩和関数の算出と換算変数による解析
5-5. 他の高分子との比較
(6). 重ね合わせの原理
6-1. ガラス転移と粘弾性
6-2. 粘弾性の温度依存性と
6-3. 時間-温度換算則とWLF.式
(7). くし形ポリマーのエンタルピー緩和
7-1. 温度履歴とエンタルピー緩和
7-2. エンタルピー(内部エネルギー)の減衰
7-3. 活性化エネルギースペクトルによる解釈.
(8). ポリスチレンのエンタルピー緩和と緩和を示す数学モデル
8-1. 数学モデルと緩和量の予測
8-2. Cp.データのモデル計算の詳細解説
8-3. 計算データと実測データの比較ならびにデータフィッティング
8-4. モデルパラメータとCp.データの関係
8-5. 適正なモデル計算のために
(9). ポリスチレンの物理エージングとエンタルピー緩和
9-1. 冷却と延伸による物理エージング
9-2. 延伸試料のDSC測定
9-3. 延伸とTg の関係
(10). 結言 - エンタルピー緩和の研究から学べること
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
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