受講可能な形式
趣旨
粉体へ酸化物やポリマーを均一にコーティングさせるためには系における粉体の分散が最も重要な因子となる。本講では,まず,粉体に関する基礎的な取り扱い方法から粉体物性の各種測定方法を説明した後,コーティング処理に必要な種々の表面処理方法について概説する。そして,最後にコーティングによる機能性微粒子の調製例をいくつか紹介する。基礎から応用事例まで示すことにより,コーティングに関する知識がより深まることを期待している。
受講対象者
日時 | 2016年2月22日10:30~16:30 |
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講師 | 山形大学 大学院理工学研究科 物質化学工学分野 准教授 博士 (工学) 木俣 光正 |
講師略歴 | |
受講料 | 非会員: 49,980円(税込) 会員: 47,250円(税込) 学校関係者: 10,800円(税込) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | R&D支援センター |
配布方法 | |
お申込み |
プログラム
1.はじめに
2.粉体に関する基礎知識
2-1.粉体とは(固体でありながら固体でない)
2-2.粉体の大きさと分布
2-3.粉体の密度
2-4.粉体の表面電位
2-5.粉体に働く付着力
2-6.流動特性(粉の流れやすさの理論)
3.粉体の計測技術
3-1.粒子径,電子顕微鏡(SEM,TEM)
3-2.表面分析装置(EDX,EPMA,XPS,FTIR)
3-3.比表面積(BET法),細孔径分布(窒素吸着法)
3-4.ぬれ性,接触角
3-5.ゼータ電位の定義と測定法
4.微粒子の表面改質法
4-1.DLVO理論の基礎と応用
4-2.吸着モデル
4-3.界面活性剤の吸着
4-4.水溶性高分子の吸着
4-5.カップリング剤処理
4-6.流体の攪拌特性と攪拌操作
5.微粒子へのコーティング技術
5-1.無機物コーティング法
・金属アルコキシドの加水分解法(ゾル-ゲル法)
5-2.シード粒子成長法(シリカ粒子の大粒径化)
5-3.機能性微粒子の調製法
・酸化物コーティング金属微粒子 ・磁性微粒子 ・磁性光触媒微粒子
・酸化物コーティングポリマー微粒子
5-4.ポリマーコーティング法
・水系析出重合法 ・分散重合法 ・高速気流衝突法(ハイブリダイザー)
・メカノケミカル法(粉砕法)
6.おわりに
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。