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接着技術の基礎と接着信頼性を確保するための 寿命予測並びに加速試験条件の設定方法

ゴムタイムス社

受講可能な形式

趣旨

■講師より
20例以上の接着剥がれ不具合を分析した結果、その半数が工程管理上の原因によるものであり、その大半は基礎的な接着技術を習得していれば防ぐことができる内容であった。接着の基礎や接着メカニズムについて素養のある人間が接着現場の工程管理に関わらなければならないことを如実に物語る分析結果であった。
このセミナーでは、接着技術の基礎から、信頼性を確保するための接着系の寿命予測、更には加速試験条件の設定方法を習得できる内容とした。当セミナーで高信頼性接着技術を習得していただき、高品質な接着製品の生産に貢献できれば幸甚である。

■受講対象者
接着に関連する技術者・研究者の方々
特に、接着強度や接着耐久性の測定・分析を行っている方
特に、接着接合をした製品の品質管理、品質保証担当者
※業種・業界や接着剤メーカーかユーザーかは不問です。

■受講して得られる知見、情報
接着の基本的なメカニズム
接着における各種劣化要因
接着に関する各種の測定評価方法とその特徴
接着箇所の加速劣化試験方法
接着信頼性を確保するための接着の寿命予測
接着部の加速劣化試験条件の設定方法

受講対象者

日時 2016年1月26日10:30~16:30
講師 川瀬テクニカル・コンサルタンシー 川瀬 豊生
講師略歴
受講料 1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)  *1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,640円       *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 情報機構
配布方法
お申込み

プログラム

1.接着のメカニズム
 1.1 化学結合
 1.2 ファンデルワールス力
 1.3 アンカー効果
 1.4 溶解パラメータ

2.接着剤の種類と適用

3.界面の接着メカニズムの明確化
 3.1 被着体~接着剤
 3.2 接着剤~接着品

4.表面濡れ性
 4.1 表面張力
 4.2 濡れ性と接触角

5.接着剤の物性測定方法
 5.1 強度特性
 5.2 粘弾性
 5.3 クリープ性

6.接着品の表面改質方法と効果度合いの把握
 6.1 化学的改質法
 6.2 アンカー効果による方法

7.剥離部位の明確化
 7.1 分析方法
 7.2 被着体の表面状態
 7.3 接着剤のタイプ・成分

8.接着品の剥がれトラブル
 8.1 トラブルの事例
 8.2 剥がれ原因

9.剥がれ不具合データのワイブル統計解析
 9.1 分布図
 9.2 最尤法

10.被着体がガラスの場合の接着仕様
 10.1 ガラスの仕様と破壊強度
 10.2 接着品発生ひずみ
 10.3 接着剤の収縮応力
 10.4 接着剤厚さの決定

11.接着における劣化要因
 11.1 熱
 11.2 水分
 11.3 紫外線
 11.4 クリープ
 11.5 繰り返し負荷荷重
 11.6 ヒートサイクル

12.接着製品の評価条件の設定と確認方法
 12.1 評価条件の設定
 12.2 評価確認方法

13.接着部の寿命予測
 13.1 アレーニウス法
 13.2 ラーソンミラー法

14.接着部の加速劣化試験条件の設定方法
 14.1 劣化モードの把握
 14.2 上限となる条件の設定

<質疑応答・名刺交換・個別相談>

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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