~接着力発現の原理、接着力発現の原理、接着剤の種類、表面処理法、接着力発現のメカニズム、接着継手形式および接着部に加わる外力の種類、応力分布および強度評価、最適接合部の設計、故障確率、劣化の要因、アレニウス式(温度条件)による劣化、アイリングの式による応力、耐水性および耐油性、接着トラブル~
受講可能な形式
趣旨
信頼性が高く耐久性が大きく強い接着・接合継手を設計することを目的とする人に対し、接着力発現の原理、接着剤および表面処理法の理論的選定法、異種材料の接着,樹脂射出一体成形法、レーザ接合法,化学反応法など最新の接合法について,強度および耐久性向上のメカニズムとともに解説します。
また、各種継手に発生する応力分布、変形、および破壊条件の解析法(CZM法を含む),それに基づく強い接着構造の設計法、負荷応力の時間的分布と接着強度のばらつきに基づいたストレス-強度モデルによる継手の希望破壊確率を与える安全率の計算法(直ちに計算可能なEXCEL関数計算シートを提供)、接着継手の劣化の主要原因である温度、湿度、機械的応力などのストレスと劣化速度との理論的関係(アイリングの式)およびそれに基づいた加速試験による寿命予測法について,実験結果とともに詳しく解説します(直ちに計算可能なEXCELの重回帰分析関LINEST計算シートを提供)。
さらに、接着トラブルの原因別分類と対策(表)および具体的事例と対策について解説し、最後に全講義範囲に関するご質問に対し講師の50年以上にわたる接着についての実務経験に基づき、ご回答いたします。
受講対象者
| 日時 | 2026年7月17日10:30~16:30 |
|---|---|
| アーカイブ視聴 | 2026年7月23日~2026年8月6日 |
| 講師 | 鈴木靖昭(鈴木接着技術研究所) |
| 講師略歴 | 略歴:URL http://www.s-adhesion-tech.com/ 昭和40年3月 名古屋工業大学 工業化学科 卒業 昭和40年4月 日本車輌製造(株)入社 技術研究所に配属~開発本部に所属 高圧発電機用エポキシ樹脂の研究開発、接着接合部のFEM応力解析、破壊条件、強度、信頼性および耐久性に関する研究等を実施 工学博士(名古屋大学) 技術士(機械部門 構造接着) 名城大学および中部大学非常勤講師 |
| 受講料 | 45000円/1人(税別) |
| 会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
| 主催会社 | ゴムタイムス社 |
| 配布方法 | PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。 |
| お申込み | このセミナーに申込む |
| 注意事項 |
※アーカイブ配信のみご希望される方は「このセミナーに申込む」より【アーカイブ配信のみ】をお選びください。 ※アーカイブ配信実施セミナーの場合、リアルタイム視聴でご受講される方は無料で「アーカイブ配信」も閲覧できます。振り返り学習に活用ください。 |
プログラム
1.接着力発現の原理
①化学的接着説 ②機械的接合説(アンカー効果) ③からみ合いおよび分子拡散説
④接着仕事 ⑤シーリング材の接着力発現の原理と役割 ⑥粘着剤の接着力発現の原理と役割
2.各被着材に適した接着剤の選定法
①Zismanの臨界表面張力 ②溶解度パラメータ ③被着材と接着剤との相互の物理化学的影響を考慮
3.接着剤の種類、特徴および最適接着剤の選定法
①種類と特長 ②耐薬品性および耐候性 ③せん断およびはく離接着強度特性
④接着剤選定早見表 ⑤各種被着材に適した接着剤の選び方 ⑥各種シーリング材の性能・用途 ⑦新構造材料技術研究組合 ISMA による接合技術開発状況
4.被着材に対する表面処理法の選定法
①各種表面処理法およびその特徴 ②金属の表面処理法 ③プラスチックの表面処理法 ④プライマー処理法
5.最新の異種材料接合法およびその実用化例
①湿式表面処理-接着法 ②湿式表面処理-樹脂射出一体成形法 ③無処理金属の樹脂射出一体成型法 ④被接合材表面のレーザー処理-樹脂射出一体成形法 ⑤ 金属-樹脂のレーザー接合法 ⑥金属-樹脂の摩擦接合法 ⑦溶着法 ⑧分子接着剤利用法 ⑨ゴムと樹脂の架橋反応による化学結合法 ⑩その他の方法
6.射出成形および融着による接着力発現のメカニズム
①エッチングまたはレーザー処理後の射出成形により接着・接合力が向上する原理 ②耐久性が向上するメカニズム ③樹脂どうしの融着による接合の場合の接着強度発現の原理
7.接着継手形式および接着部に加わる外力の種類
①接着接合の長所と短所 ②各種接着継手形式 ③接着部に加わる外力の種類 ④ 材料の降伏条件
8.各継手の応力分布および強度評価
①重ね合せ継手の実験結果と弾性および弾塑性FEM解析による破壊条件の検討例
②CFRTP重ね合せ接着継手の引張せん断試験結果に対する結合力モデル(CZM)法による解析事例 ③重ね合せ継手の接着層厚さと接着強度との関係(接着層が厚いほど強度が小さくなる理由) ④スカーフ継手および突合せ(バット)継手の特徴,応力分布および破壊条件 ⑤接着接合部における特異応力場の強さを用いた接着強度の評価事例 ⑥はく離応力の解析例/接着層が厚い方がはく離強度が増加する理由 ⑦スポット溶接-接着併用継手の応力解析例(併用により強度が向上する理由)
9.最適接合部の設計
①強い接着接合部を設計するための一般的留意事項 ②接着接合部の設計
10.接着接合部の故障確率と安全率との関係(ストレス-強度のモデル)
11.所定年数使用後の接着接合部に要求される故障確率確保に必要な安全率の計算法
①故障確率確保のための安全率の決定法 ②実構造物に発生するストレスの変動係数の測定法および必要な故障確率を確保するための方法 ③接着強度の変動係数実測値
④航空機において安全率が小さく取られる理由 ⑤ストレス(負荷荷重)の変動係数の実例 ⑥加速劣化試験または疲労試験による寿命LまたはNにおける継手の接着強度の分布の決定方法
12.接着接合部の劣化の要因ならびに加速試験と加速係数
①劣化の要因 ②加速試験と加速係数 ③加速試験条件の決定方法
13.アレニウス式(温度条件)による劣化,耐久性加速試験および寿命推定法
① 材料の寿命の決定法 ②反応速度定数と温度との関係 ③アレニウス式を用いた寿命推定法
14.アイリングの式による応力,湿度などのストレス負荷条件下の耐久性加速試験および寿命推定法(直ちに計算できる重回帰分析LINEST関数によるEXCEL計算シートを提供)
①アイリングの式を用いた温度、湿度、および応力負荷条件下の促進耐久性試験法および重回帰分析法による寿命推定法
②Sustained Load Testによる接着継手の温度,湿度,および応力負荷条件下の耐久性評価結果およびLINEST関数を用いた寿命予測結果
③加速劣化法により耐用年数分経過後の接着強度分布を得る方法
④㈳自動車技術会による回収市場経年実車接着部の残存接着強度実測値
⑤ウェッジテストによるボーイング社の航空機接着部の耐久性試験結果
15.接着継手の耐水性および耐油性に関する熱力学的検討および耐水性向上法
①液体中における接着接合部の安定性の熱力学的検討
②接着部の耐久性に水が及ぼす物理的および化学的影響の実例
③接着接合部の耐水性向上法
16.接着トラブルの原因別分類と対策および各トラブル事例とその対策
①原因別分類とその対策(表の解説)
②各種の具体的トラブル事例およびその原因と対策
〔質疑応答〕
注意事項
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