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押出および共押出コーティング・ラミネーションプロセスにおける加工技術の問題点と対策

ゴムタイムス社

受講可能な形式

趣旨

 溶融樹脂をT-ダイ形状口より押し出す方法には、一樹脂を押し出しする方法と二樹脂以上を同時に押し出す共押出方法がある。これらの機械装置は、押出機が一つのシングル押出機と流れ方向に二機並んだタンデム押出ラミネート方式がある、これらの概要図を示し、使用される基材・フィルムおよび樹脂原料を挙げ、その特徴、用途を述べ、そこで発生する不具合、不良、トラブル等を取り上げ、これらを製造現場から見た主な事例・図を基に具体的に示し、原因と対策および解決策を学んでいく。
押出ラミネートの中身をもう少し知りたい、のぞいて見たいと考えている方々に参加していただき、業務の一助となれば幸いです。

受講対象者

日時 2016年1月26日10:30~16:30
講師 松本技術士事務所 代表 技術士(経営工学) 松本 宏一
講師略歴
受講料 非会員: 49,800円(税込) 会員: 47,300円(税込) 学校関係者: 49,800円(税込)
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 R&D支援センター
配布方法
お申込み

プログラム

1. 今も行われている押出コーティング・ラミネーション製品と構成

2. 技術者のあるべき方向と企業の期待

3. 押出コーティング・ラミネーションのポイント

4. 押出コーティング・ラミネーションの機械構造と製品および問題点
 4-1 シングル押出ラミネーター(概要図)
 4-2 シングル押出ラミネーターのプロセスと主なトラブルおよびその対策
 4-3 タンデム押出ラミネーター(概要図)
 4-4 タンデム押出ラミネーターのプロセスと主なトラブルおよびその対策
 4-5 代表的な押出ラミネーション装置と使用される基材・樹脂
 4-6 共押出ラミネーター(概要図)
 4-7 共押出ラミネーターのプロセスと主なトラブルおよびその対策

5. 共押出のプロセスの特徴
  5-1 共押出の利点
  5-2 共押出の欠点
  5-3 共押出の層間強度
   5-3-1 押出各層の接着強度
   5-3-2 樹脂層間の接着性
   5-3-3 押出における吸着と拡散
   5-3-4 押出ラミネート製品の接着不良個所

6. 樹脂の剪断速度(shear rate)と流れ

7. 共押出での溶融樹脂の粘度差によるエンカプシュレーションの発生

8. 共押出ラミネーターのTダイの種類とフードブロックと溶融樹脂の流れ
  8-1 フィードブロック(クローレン社 米国)
  8-2 ベインと ピン によるフィードブロックでの厚み調整
  8-3 コンバイニング・アダプター(住友重機械・モダン社 日本)による厚み調整

9. 共押出コーティング・ラミネーションの機械装置と主な構成

10. 押出コーティング・ラミネーションの主な基材とフィルム

11. 押出ラミネーションでの基材の主なトラブル対策

12. 代表的な押出コーティング用樹脂

13. 押出ラミネーションに使用されるシーラントの特徴

14. ダイ・ディッケルとロットピンによる厚み偏肉、耳高調整

15. 工程内での印刷ピッチ調整

16. カール対応

17. 原料樹脂交換(PE、EVA、PP、EAA、EMAA、アイオノマー)

18. 押出ラミネーションでのオゾン処理効果

19. 押出ラミネーションで使用されるAC剤( anchor coating agent )

20. ノ-AC押出ラミネートの有効性

21. 押出・共押出ラミネーション製品の構成と用途

(参考1) 連続生産プロセス(ロールtoロール)での安定した品質を得るために
(参考2) 1. 儲けるために  2. モノづくりとは

【 質疑応答・名刺交換・個別相談】

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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