ゴム・樹脂専門の技術ポータルサイト「ポリマーTECH」

射出成形過程の可視化によるプラスチック成形品の残留応力発生メカニズムとソリ変形予測技術

~はじめに、射出成形CAE解析とは、射出成形品のソリ発生要因、残留応力計算演習、金型内可視化実験、ソリ解析精度向上への取り組み、ガラス繊維含有品のソリ変形挙動、いろいろな可視化画像の紹介、まとめ~

ゴムタイムス社

受講可能な形式

【リアルタイム&アーカイブ視聴】

趣旨

 樹脂材料による射出成形品は、自動車などの軽量化ニーズにより、需要が益々高まっている。特に外板や構造部材への適用においては、製品に生じるそり変形が品質を大きく左右する。このため、従来より経験と勘による試行錯誤的な開発が進められてきた。しかしながら、製品形状の変更や使用材料の変更があると、往々にして再度試行錯誤を繰り返すことになる。本セミナーでは、射出成形過程における残留応力の発生メカニズム、およびそれがそり変形に及ぼす影響について、金型内の可視化技術を用いて解説する。これにより、形状や材料特性に応じた成形条件の設定方法、さらにはCAEによる最適条件導出の考え方を理解することができる。その結果、製品品質を早期に確保することが可能となり、開発期間の短縮に寄与できる。

受講対象者

プラスチック成形加工を担当されておられる方で、日々の成形不良の対策を考えておられる方。
射出成形CAEを用いて、製品設計、金型設計にたずさわっておられる方。

日時 2026年7月16日10:30~16:30
アーカイブ視聴 2026年7月22日~2026年8月5日
講師 山部 昌(金沢工業大学 高信頼理工学研究センター 教授)
講師略歴

1979年 東北大学大学院工学研究科修士課程修了
1979年 日産自動車(株)入社 材料研究所配属
    プラスチック部品の研究開発
    プラスチック部品設計のための技術開発など
    主に研究開発業務が中心
1993年 技術開発センターへ異動
       成形加工シミュレーションの社内適用定着化など
       主に解析技術の生産現場での適用開発
1996年 金沢工業大学工学部教授に着任 現在に至る
2010年~2014年 大学副学長
2015年~2018年 日産自動車(株)総合研究所
         研究企画部シニア・イノベーション・リサーチャーを兼務

受講料 45,000円/1名(税別)
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法 PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。
お申込み このセミナーに申込む
注意事項 ※アーカイブ配信のみご希望される方は、「このセミナーに申込む」より【アーカイブ配信のみ】となっている方をお選びください。
※アーカイブ配信実施セミナーの場合、リアルタイム視聴でご受講される方は、無料で「アーカイブ配信」を閲覧できます。振り返り学習に活用ください。

プログラム

Ⅰ. はじめに

Ⅱ. 射出成形CAE解析とは
 1. 射出成形CAEの現状  
  ① 流動解析
  ② 流動解析と伝熱解析
  ③ ソリ変形解析

Ⅲ. 射出成形品のソリ発生要因
 1. ソリ発生要因
  ① 熱要因
  ② 流動要因
  ③ ソリ解析精度低下要因  
 2. 解析精度向上のために
  ① 成形品の物性測定(熱ひずみ測定)
  ② 線膨張係数の算出
  ③ 線膨張係数の予測方法
  ④ 成形品の物性測定(分子配向度)
  ⑤ 線膨張係数と分子配向度
  ⑥ 線膨張係数の異方性と分子配向度

Ⅳ. 残留応力計算演習
 1. 残留応力測定原理
 2. 残留応力測定と残留応力値
 3. 考察

Ⅴ. 金型内可視化実験 
 1. 実験装置概要 
  ① 可視化原理
  ② 可視化金型構造
  ③ PIV法  
 2. 可視化実験
  ① 板厚方向可視化観察結果  
  ② 可視化観察からの知見
 3. 可視化実験と流速分布
  ① 流速分布とせん断力 
  ② せん断ひずみエネルギーの算出方法

Ⅵ. ソリ解析精度向上への取り組み 
 1. 分子配向度と線膨張係数比
  ① 線膨張係数の定義
  ② 解析モデルと解析結果の評価 
 2. 固化層の成長と流動解析 
  ① 固化層の成長測定結果  
  ② 固化層成長を考慮した流動解析

Ⅶ. ガラス繊維含有品のソリ変形挙動 
 1. リブ付平板でのソリ変形挙動
  ① 繊維有無によるソリ変形の差異実験と結果
 2. ガラス繊維の配向測定
  ① X線CTと画像処理技術を駆使した配向測定  

Ⅷ.  いろいろな可視化画像の紹介 
 1. ゲート部の樹脂流れ
 2. ウェルド部の樹脂流れ
 3. シボ部の樹脂流れ
 4. 金型界面の樹脂挙動
 5. インサート品の樹脂流れ
 6. 流動中のガラス繊維配向観察
 7. 発泡成形における気泡成長

Ⅸ.まとめ

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー