~ポリマー劣化、原因特定、FT-IR、劣化解析、トラブル解析事例~
受講可能な形式
趣旨
ポリマー材料の劣化は、変色、脆化、クラック、異臭などさまざまな形で現れ、製品不良やクレームの原因となります。しかし実際の現場では、劣化要因が単一ではなく、熱・光・酸素・水分・添加剤の影響などが複雑に絡み合うため、原因特定は容易ではありません。
本セミナーでは、ポリマー劣化の原因特定から再発防止に至るまでの実務的な分析プロセスを、具体的な手順に沿って解説します。特に、広く活用されているFT-IR分析に焦点を当て、劣化に伴うピーク変化の捉え方や半定量的評価の考え方など、実務に直結する解析ポイントを紹介します。
さらに、トラブル事例(変色、異物など)をもとに、「どのように仮説を立て、どの測定を選択し、どのように結論に至るか」という思考プロセスをストーリー形式で解説します。
FT-IR分析だけでなく、熱分析、強度測定など他手法との組み合わせによる多角的評価のアプローチについても解説します。
受講対象者
◎FT-IRでの劣化評価に関心のある方
◎トラブル対応を担当している方
◎劣化の捉え方に課題を感じている方
| 日時 | 2026年10月30日13:00~16:30 |
|---|---|
| アーカイブ視聴 | 2026年11月5日~2026年11月19日 |
| 講師 | あなりす代表 工学博士 岡田きよみ |
| 講師略歴 | 1984-2005 王子ホールディングス株式会社 2006-2016 株式会社パーキンエルマージャパン(分子分光シニアスペシャリスト) 2016-2019 京都大学 工学研究科(セルロースナノファイバー関係 特定研究員) 2018- あなりす(分析コンサルタント、受託分析会社 |
| 受講料 | 45000円/1人(税別) |
| 会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
| 主催会社 | ゴムタイムス社 |
| 配布方法 | PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。 |
| お申込み | このセミナーに申込む |
| 注意事項 |
※アーカイブ配信のみご希望される方は「このセミナーに申込む」より【アーカイブ配信のみ】をお選びください。 ※アーカイブ配信実施セミナーの場合、リアルタイム視聴でご受講される方は無料で「アーカイブ配信」も閲覧できます。振り返り学習に活用ください。 |
プログラム
1.ポリマー劣化の基礎的事項
1.1 目的は何か
1.2 劣化とは何か
1.3 主な劣化要因(熱・光・酸素・水分・機械的ストレスなど)
1.4 現象と原因の関係(変色/脆化/クラック/異臭など)
1.5 樹脂の違いによる劣化機構の違い
1.6 添加剤の役割と劣化への影響(酸化・移行・分解など)
2.原因特定のための基本戦略
2.1 トラブル対応の全体フロー
2.2 いきなり測らない!・・・まずは情報整理
2.3 仮説を立てる
2.4 分析手法の選び方
3.FT-IRによる劣化解析
3.1 FT-IRで何がわかるのか
3.2 測定法の選択(ATR/透過)と特徴
3.3 測定と解析
3.4 劣化に伴う代表的なスペクトル変化
(例:酸化 → カルボニル増加、加水分解 → エステル減少 など)
3.5 FT-IRだけでは不十分な場合の対応
3.5.1 FT-IRの限界
3.5.2 何を補完するために測るか
4.他の分析・測定機器
4.1 SEM/EDS(観察する装置、元素分析する装置)
4.2 UV (色を測定する装置)
4.3 GC /LC(成分を分ける装置)
4.4 熱分析装置(熱変化を測定する装置)
4.5 粘度測定 (粘度を測定する装置)
4.6 強度測定(強度を測定する装置)
5.ケース別よくある劣化事例と分析視点
5.1 ケース1:色の変化(黄変・茶色・黒色)
5.2 ケース2:異物混入・付着物
5.3 ケース3:樹脂別劣化
5.4 ケース4:塗膜
6.実際のトラブル解析事例
6.1 ソルベントクラック
6.2 熱劣化
6.3 水による劣化(加水分解)
7. 提案に繋がる分析とは
8. まとめ
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。