ゴム・樹脂専門の技術ポータルサイト「ポリマーTECH」

プラスチックの耐衝撃性と強度設計

~成形品の力学特性と耐衝撃性の改善事例を解説~

ゴムタイムス社

趣旨

 プラスチックは金属,セラミクスと肩を並べる3大材料の一つと言われています。プラスチックは他の材料と比べて,軽量でかつ比較的低い温度で成形できるために様々な成形加工法が開発され,日用品から輸送機器に至るまで広域な分野で使用されています。

 本セミナーでは,まずプラスチックの力学特性に関する基本的な項目について,理論を交えながらご紹介します。そこから本セミナーのトピックである耐衝撃性に焦点を当てて解説し,今まで得てきた研究成果の一部を実例として紹介しながら耐衝撃性の改善手法を詳しく解説します。

※本講義では数式が多数出てきますが,感覚で理解できるように丁寧に解説していきます。

日時 2020年5月14日10:30~16:30
地域 東京都
会場 森下文化センター3F 第1研修室 会場地図
講師 高山哲生(山形大学大学院 有機材料システム研究科 有機材料システム専攻 助教)
講師略歴

・2009年3月 九州大学総合理工学府物質理工学専攻 博士課程修了 博士(工学)を取得
・2009年4月 山形大学大学院 理工学研究科 機能高分子工学専攻 助教
・2016年4月 山形大学大学院 有機材料システム研究科 有機材料システム専攻 助教(改組の為) 現在に至る
プラスチック,ポリマーブレンドや複合材料の力学特性に関する理論を構築し,構築した理論を基により高機能なプラスチック系材料を開発する研究をしています。

受講料 45000円/1人(税別)
主催会社 ゴムタイムス社
お申込み このセミナーに申込む

受講対象者

◎プラスチック素材の開発に携わっている方や複合材料やポリマーブレンドに興味のある方
◎プラスチックの成形加工に関わっている方も参考となる内容です

プログラム

1.力学の基礎
(1)力学とは?
(2)力の分類
(3)応力やひずみの概念
(4)プラスチックの力学特性に関する負荷速度依存性
(5)耐衝撃性とは?

2.解析・材料設計に必要な高分子材料の物性に関する試験と評価方法
(1)3点曲げ試験
(2)ノッチ付き衝撃試験
(3)示差走査熱量解析

3.熱可塑性プラスチックの成形加工温度と力学特性
(1)プラスチックの降伏現象:クレイズとせん断降伏
(2)降伏応力の射出成形温度依存性
(3)降伏応力と破壊じん性
(4)破壊じん性の射出成形温度依存性

4.応用編:熱可塑性プラスチックの耐衝撃性改善手法事例
(1)ポリマーブレンド
・エラストマーブレンドによる破壊じん性改善
a.実例-1:PS/SEBS
・硬質プラスチックブレンドによる延性化
b.実例-2:PP/PS
・相容化剤添加による延性化
c.実例3:PP/PS/SEBS
・反応性添加剤による破壊じん性改善
実例4:PC/ABS
(2)繊維強化
・繊維の引抜けによる破壊じん性改善
a.実例1:PP/長繊維AF
b.実例2:PP/短繊維GF/MAH-PS
・繊維とナノフィラーとの併用による破壊じん性改善
a.実例1:PP/短繊維GF/CNF
b.実例2:PP/短繊維GF/CNT

5.まとめと質疑応答

関連キーワード: ·