~レアアース、レアメタル、希土類、ネオジム磁石、ジスプロシウム、テルビウム、サマリウム、対日輸出規制、地政学リスク、経済安全保障、都市鉱山、使用済み製品からの回収、解体・選別、静脈ルート、サプライチェーン強靭化、国家備蓄、フレンドショアリング、重希土類フリー磁石、産官学連携、国内循環拠点、サーキュラーエコノミー~
受講可能な形式
趣旨
2026年1月以降の中国による対日レアアース・レアメタル輸出規制で、特定国依存のサプライチェーンの脆弱性が露呈いたしました。使用済み製品からの回収(都市鉱山)が、経済安全保障上の現実的な選択肢として急浮上しております。私たち製造業は、調達リスクをどう捉え直し、どこから手をつけるべきか、改めて考える局面に立たされていると感じております。
また、採掘地点を分散しても、精製・加工段階で特定国を経由せざるを得ない構造が課題でございます。本セミナーでは、国内での回収・精製技術の確立という論点を扱い、製造業の現場が取るべき現実的な一手をご一緒に考えてまいります。
本セミナーは、レアアース・レアメタルの調達リスクを経済安全保障の文脈に位置づけ、「都市鉱山」を理念ではなく事業として捉え直す視点でお届けいたします。さらに窓口会社様からのご要望を踏まえ、供給リスクの全体像に加えて、資源循環技術の実務紹介と国内外の事例紹介を新たな章として加え、企業の皆様が明日から活用できる実装ノウハウまで踏み込んだ構成としております。
講師は、大手ケミカルHDで30か国以上の工場運営と、リサイクル技術開発・事業化の経験を踏まえ、都市鉱山を「理念」ではなく「事業」として語ることができます。解体・選別・回収という静脈系の現場を熟知しており、レアアース回収の実装上の課題を具体的に解説できると感じております。
資源循環技術の章では、永久磁石からの希土類回収、リチウムイオン電池リサイクル、解体・選別技術の高度化など、技術ごとの到達点と現場での適用ポイントを整理いたします。事例紹介の章では、国内外の都市鉱山事業化、自動車・電機メーカーの取り組み、CLOMA・AEPW・RECEICを活用した国際連携プロジェクトなど、企業向けに参考となる動きを共有いたします。
資源循環を経済安全保障の文脈に位置づけ、製造業の現場が取るべき現実的な一手を提示することを大切に、お伝えいたします。受講者の皆様の現場課題を持ち寄ったディスカッションも重視し、明日からの一手につながるセミナーをお届けしたいと考えております。
○本セミナーで得られる主な知識・情報・ノウハウ
・レアアース・レアメタルのサプライチェーン構造(どこに、何が、どれだけ依存しているか)
・永久磁石向け(ネオジム、ジスプロシウム、テルビウム等)の供給構造
・電池材料、半導体材料向けレアメタルの調達状況
・規制の広がりと、製造業の現場に表れる影響のタイムライン
・国家備蓄、代替調達ルートの位置づけと、その限界
・使用済みモーター、電子機器、電池からの回収技術の現状
・解体・選別の現場で起きる課題(混合物、微量、コスト)と、静脈ルートの設計
・永久磁石からの希土類回収技術(湿式法、乾式法、物理分離法)の比較と到達点
・リチウムイオン電池リサイクル技術(湿式精錬、乾式製錬、直接リサイクル)の最新動向
・解体・選別技術の高度化(AI画像認識、センサー融合、自動化)の実例
・触媒・電子部品からのレアメタル回収プロセス、ブラックマスの前処理と品質管理
・国内外の研究開発動向と、技術成熟度(TRL)レベルでの判断軸
・国内の都市鉱山事業化の事例(三菱マテリアル、住友金属鉱山、JX金属等の動き)
・海外のレアアース調達多元化の事例(豪Lynas、米MP Materials、欧州CRMA関連プロジェクト)
・自動車・電機メーカーの取り組み事例(部品設計、回収スキーム、サプライヤー連携)
・CLOMA・AEPW・RECEICを活用した国際連携プロジェクトの事例
・株式会社DCTAが関わるASEAN・インドネシアでのリサイクル実証事業の知見
・回収レアアースのコスト構造と、市況変動の影響
・リサイクル材を使う側(磁石・部品メーカー)との連携の進め方
・重希土類フリー磁石など、設計段階での依存低減という合わせ技
・国内での回収・精製拠点づくりに向けた産官学連携の動き
・重要鉱物の国内循環を促す政策動向と、現場での活かし方
・友好国との資源連携(フレンドショアリング)の動きと、企業の関わり方
・都市鉱山を「理念」ではなく「事業」として捉え直すための具体的視点
○本テーマ関連法規・ガイドラインなど
【国内】
・経済安全保障推進法(重要物資の安定的な供給の確保に関する施策)
・資源有効利用促進法
・重要鉱物の国内循環を促進する政府の行動計画
【海外(重要鉱物関連)】
・EU 重要原材料法(CRMA:Critical Raw Materials Act)
・米国 国防生産法(DPA)等の重要鉱物関連政策
・中国 輸出管理法、両用品目輸出管理条例
受講対象者
・化学・素材メーカー、電池・モーター・磁石メーカーの研究開発・技術部門の方
・リサイクル事業者・処理事業者で新規回収プロセス開発・事業化を検討されている方
・自動車・電機・産業機械メーカーで、材料調達リスク低減を検討されている方
・経営層・経営企画・調達戦略・サプライチェーン管理を担当されている方
・法務・コンプライアンス・サステナビリティ部門で経済安全保障対応に関わる方
・商社・流通業における資源循環・重要鉱物関連ビジネスの担当者
・自治体・官公庁・研究機関で、レアアース・レアメタル資源循環に関わる方
| 日時 | 2026年8月6日13:00~16:30 |
|---|---|
| アーカイブ視聴 | 2026年8月12日~2026年8月26日 |
| 講師 | 株式会社DCTA 代表取締役 畠山 達彦 |
| 講師略歴 | 大手ケミカルHDにて約25年にわたり、機能性樹脂の材料開発、国内外のプラント設計・運営、そして30か国以上の樹脂加工・製薬工場の生産管理に従事。液晶ポリマーの研究では高分子学会賞の受賞に貢献し、実用化に資する特許を数多く取得。 |
| 受講料 | 45,000円/1名(税別) |
| 会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
| 主催会社 | ゴムタイムス社 |
| 配布方法 | PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。 |
| お申込み | このセミナーに申込む |
| 注意事項 |
※アーカイブ配信のみご希望される方は「このセミナーに申込む」より【アーカイブ配信のみ】をお選びください。 ※アーカイブ配信実施セミナーの場合、リアルタイム視聴でご受講される方は無料で「アーカイブ配信」も閲覧できます。振り返り学習に活用ください。 |
プログラム
第1章 はじめに:資源が「武器」になる時代の製造業
・講師のリサイクル技術開発・静脈系現場の経験紹介
・対日輸出規制が突きつけた、特定国依存サプライチェーンの脆弱性
・「採掘地を分散しても、精製で特定国を経由する」という構造問題
・都市鉱山を、理念ではなく事業として捉え直す視点
第2章 レアアース・レアメタルのサプライチェーンを理解する
・どこに、何が、どれだけ依存しているか
・永久磁石向け(ネオジム、ジスプロシウム、テルビウム等)の供給構造
・電池材料、半導体材料向けレアメタルの調達状況
・規制の広がりと、製造業の現場に表れる影響のタイムライン
・国家備蓄、代替調達ルートの位置づけと限界
第3章 都市鉱山という選択肢:使用済み製品からの回収
・使用済みモーター、電子機器、電池からの回収技術の現状
・解体・選別の現場で起きる課題(混合物、微量、コスト)
・回収を成立させるための、静脈ルートの設計
・回収から精製・再利用までをつなぐ難しさ
第4章 資源循環技術の紹介
・永久磁石からの希土類回収技術(湿式法、乾式法、物理分離法)の比較と到達点
・リチウムイオン電池リサイクル技術(湿式精錬、乾式製錬、直接リサイクル)の最新動向
・解体・選別技術の高度化(AI画像認識、センサー融合、自動化)
・触媒・電子部品からのレアメタル回収プロセス
・ブラックマスの前処理と品質管理の実務
・国内外の研究開発動向と、技術成熟度(TRL)レベルでの判断軸
第5章 事例紹介
・国内の都市鉱山事業化の事例(三菱マテリアル、住友金属鉱山、JX金属等の動き)
・海外のレアアース調達多元化の事例(豪Lynas、米MP Materials、欧州CRMA関連プロジェクト)
・自動車・電機メーカーの取り組み事例(部品設計、回収スキーム、サプライヤー連携)
・CLOMA・AEPW・RECEICを活用した国際連携プロジェクトの事例
・株式会社DCTAが関わるASEAN・インドネシアでのリサイクル実証事業の知見
・事例から学ぶ、自社事業への展開のヒント
第6章 事業化の壁:採算と仕組みづくり
・回収レアアースのコスト構造と、市況変動の影響
・回収量を確保するための、製品回収スキームの設計
・リサイクル材を使う側(磁石・部品メーカー)との連携
・重希土類フリー磁石など、設計段階での依存低減という合わせ技
第7章 国内循環と国際連携:強靭なサプライチェーンへ
・国内での回収・精製拠点づくりに向けた産官学連携
・重要鉱物の国内循環を促す政策動向と、現場での活かし方
・友好国との資源連携(フレンドショアリング)の動きと、企業の関わり方
第8章 まとめ:調達リスクを、循環で乗り越える
・自社製品に含まれる重要鉱物を、まず把握することから
・回収・代替・備蓄を組み合わせた、現実的なリスク低減策
・質疑応答・ディスカッション
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。