~ナノカーボンの種類、ナノカーボン分散の基本的操作、どのくらい強く凝集しているのか?、どのくらいのエネルギーでCNTは切れるのか?、ほぐす操作はどのくらいのエネルギーを与えているのか?、グラフェンをほぐす、速度論的安定化、エネルギー的安定化、疎水性相互作用の最小化、分散に向けたナノカーボンの化学反応、市販ナノカーボンの分散、汎用分散評価法、マイクロ波応用~
受講可能な形式
趣旨
カーボンナノチューブやグラフェンなどのナノカーボン材料は非常に優れた電気・熱伝導性、力学強度、化学安定性を有し、夢の材料と呼ばれている。また、これらを他物質と混合したコンポジットも高性能機能材料として期待される。特に、ゴムとの相性が良く、最も初期に複合化された経歴がある。しかしながら、ゴムは特例であり、一般に他物質とは混合しにくい。
ここでは、ナノカーボン材料を一般の溶液やポリマーに分散させるのに必要な基礎知識を解説する。また、ナノカーボンはマイクロ波により非常に急速に高温まで加熱される特性がある。
マイクロ波を使った高効率分散技術や複合材料の物性改善例も紹介する。
受講対象者
初めてナノカーボンを学習したい人に適しています。大学の初等物理化学レベルで、応用よりも基礎を重点的に説明します。
| 日時 | 2026年6月10日10:30~16:30 |
|---|---|
| アーカイブ視聴 | 2026年6月16日~2026年6月30日 |
| 講師 | 佐野正人(山形大学 名誉教授) |
| 講師略歴 | 理学博士 University of Wisconsin-Madison |
| 受講料 | 45,000円/1名(税別) |
| 会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
| 主催会社 | ゴムタイムス社 |
| 配布方法 | PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。 |
| お申込み | このセミナーに申込む |
| 注意事項 |
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プログラム
1.ナノカーボンの種類
1.1 なぜナノカーボンがおもしろいか
1.2 フラーレン
1.3 単層および多層カーボンナノチューブ
1.4 極細炭素繊維
1.5 グラフェン
2.ナノカーボン分散の基本的操作
2.1 凝集体をほぐす
2.2 遊離したナノカーボンの分散安定化
3.どのくらい強く凝集しているのか?
3.1 ファンデルワールス相互作用とは?
3.2 ナノカーボンのファンデルワールス相互作用
3.2.1 単層カーボンナノチューブ
3.2.2 多層カーボンナノチューブ
3.2.3 グラフェン
3.3 疎水性相互作用
4.どのくらいのエネルギーでCNTは切れるのか?
4.1 長さ依存性
4.2 CNTの引張り強度
5.ほぐす操作はどのくらいのエネルギーを与えているのか?
5.1 ポリマーとの混錬
5.2 超音波照射
5.3 超音波照射の効率化
6.グラフェンをほぐす
6.1 超音波法
6.2 酸化法
6.3 インタカレーション法
7.速度論的安定化
7.1 DLVO理論
7.2 単層CNTのShultz-Hardy則
7.3 高粘性媒体
7.4 希薄化
8.エネルギー的安定化
8.1 静電的斥力
8.2 界面活性剤の臨界表面凝集濃度
8.3 立体障壁
8.4 汎用分散剤の例
8.5 ナノカーボン特有分散剤の例
9.疎水性相互作用の最小化
9.1 ナノカーボンの濡れ
9.2 親水基の導入
9.3 ポリエチレングリコール鎖の不思議
10.分散に向けたナノカーボンの化学反応
10.1 再現性の確認された反応
11.市販ナノカーボンの分散
11.1 形状の影響
11.2 欠陥の影響
11.3 不純物の影響
12.汎用分散評価法
12.1 各種顕微鏡
12.2 パーコレーション閾値
12.3 紫外―近赤外吸収分光
12.4 ラマン散乱
12.5 レイリー散乱とミー散乱
13.マイクロ波応用
13.1ナノカーボンの急速高温加熱と加熱原理
13.2 カーボンナノチューブの短時間精製
13.3 マイクロ波不加熱液体の急速加熱
13.4 化学反応の効率化
13.5 ナノカーボン表面でのPt微粒子生成
13.6 ポリマーコンポジットの物性改善
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
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