ゴム・樹脂専門の技術ポータルサイト「ポリマーTECH」

高分子光学材料の偏光・複屈折の基礎と制御方法

屈折率と複屈折、 複屈折と視野角、 高分子材料の複屈折制御、 低分子を利用したTACフィルムの視野角制御、 ガラス状高分子の光弾性複屈折、 高分子ブレンド・共重合・添加剤による制御の限界、 ポリカーボネートの逆可塑化現象と光弾性係数の関係

ゴムタイムス社

受講可能な形式

【リアルタイム視聴】

趣旨

近年、液晶ディスプレイなどの光学材料には柔軟で丈夫な高分子材料の利用が進められており、その光学特性の高性能化や精密化が課題となっている。本セミナーでは、高分子材料の偏光や複屈折に関する基礎について解説し,光学特性制御の最近の事例を紹介する。

受講対象者

基礎からご説明しますので、高分子光学材料の研究・開発者だけでなく、高分子材料の複屈折や偏光制御に興味のある方やこれから学ばれる方も歓迎いたします。

日時 2024年3月22日13:00~16:00
講師 信川省吾 (名古屋工業大学 准教授)
講師略歴

経歴:
2011年3月 大阪大学大学院理学研究科高分子科学専攻 博士後期課程修了 博士(理学)
2011年4月 北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科(山口政之研究室)助教(-2015年9月)
2012年1月 University of Wisconsin, Madison (M. D. Ediger教授) 客員研究員(-2012年4月)
2015年10月 名古屋工業大学大学院工学研究科物質工学専攻(猪股克弘研究室)助教
2016年4月 名古屋工業大学大学院工学研究科生命・応用化学専攻 助教
2020年4月 名古屋工業大学大学院工学研究科工学専攻 准教授(現在に至る)

研究歴:
2006年-現在 高分子-低分子ブレンドの物性と分子運動
2011年-2015年 高分子フィルムの複屈折制御
2012年-現在 低分子添加剤を用いた高分子の高強度化・高弾性化
2015年-現在 分子配向を利用した脆性高分子材料の高靭性化
2015年-現在 光異性化を利用した機能性高分子フィルムの開発

受賞歴
2018年5月 高分子研究奨励賞
「低分子添加剤およびポーラス構造を利用した高分子材料の複屈折制御」
2019年5月 日本材料学会 2018年度学術奨励賞
「低分子添加剤を用いた透明高分子材料の複屈折の精密制御」
2020年5月 日本レオロジー学会 2019年度奨励賞
「分子の配向と運動性に基づいた高分子光学材料の力学および光学特性制御に関する研究」
2020年6月 プラスチック成形加工学会 2019年度若手奨励賞
「低分子添加によるガラス状高分子の分子運動性と力学強度向上に関する研究」

受講料 45000円/1人(税別)
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法 PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。
お申込み このセミナーに申込む

プログラム

1.複屈折の基礎

1-1.屈折率と複屈折
  スネルの法則                                             
  屈折率の理論
  屈折率の波長依存性                                     
  屈折率の予測(結合分極率,分子構造,理論計算)                  
  複屈折と分極率異方性                                     
  結合分極率を用いた複屈折の計算
                             
1-2.偏光と複屈折
        
1-3.偏光子と波長板の違い

1-4.複屈折の測定手法

1-5.複屈折の波長依存性
  正分散性と逆分散性
                                     

1-6.複屈折と視野角
  面内複屈折と面外複屈折                                      
  視野角と面外複屈折の関係                                

2.高分子材料の複屈折制御

2-1.高分子の複屈折の分類
  複屈折の分類 
                                         

2-2.分子配向と複屈折   
  応力光学則                                           
  固有複屈折と配向度                                     
  成形方法と複屈折
                                      

2-3.複屈折の逆波長分散性の制御
                               

2-4.高分子ブレンド・共重合体の複屈折

2-5.側鎖修飾多糖の複屈折
  化学修飾セルロースの複屈折                                   
  波長依存性の制御   
                                         

2-6.ネマチック相互作用を利用した複屈折制御     
  低分子化合物による複屈折制御                                  
  外部刺激による複屈折制御
                                    

2-7.形態複屈折を利用した逆波長分散性材料の設計
  表面ナノ構造,ミクロ相分離構造,ナノフィラー                       
  逆波長分散型位相差フィルム        
                        

2-8.低分子を利用したTACフィルムの視野角制御
  低分子を用いた3次元屈折率制御                                

3.ガラス状高分子の光弾性複屈折

3-1.光弾性複屈折について

3-2.光弾性係数制御の基礎

3-3.高分子ブレンド・共重合・添加剤による制御の限界

3-4.ポリカーボネートの逆可塑化現象と光弾性係数の関係

3-5.配向フィルムにおける光弾性係数の異方性

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー