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熱可塑性エポキシ樹脂の基礎と応用事例と最新動向 

~熱可塑性エポキシ樹脂の基礎、 新しい樹脂のコンセプト、原料樹脂の温度-粘度の関係、熱可塑性エポキシ樹脂の優れた機械的強度、 熱可塑性エポキシ樹脂の応用、動的粘弾性、 リサイクル・リユース性について、耐薬品性、自動車用安全部材として採用、層間せん断試験まで~

ゴムタイムス社

趣旨

エポキシ樹脂は硬化前においては液状あるいは半固形状態で存在し、硬化後には硬く固化する、熱硬化性樹脂の代表格です。
使用時にはハンドリングが良く、一方で一旦硬化させれば非常に堅牢となり、接着剤や半導体封止材、塗料、造形材料など幅広い分野で活躍し、現在も発展を続けています。そのエポキシ樹脂が熱可塑性に?これはいったいどうなっているのでしょうか?
ハンドリングはそのままに、それでいて、硬化後は熱硬化性樹脂のような脆さはなく、高い靭性を発揮するのが熱可塑性エポキシ樹脂の大きな特徴です。
この常識を覆した熱可塑性エポキシ樹脂について、そのメカニズム、特徴的な物性、多様性、そしてCFRPなどへの応用例、更には最近の動向についても解説し、熱可塑性エポキシの魅力をお伝えしたいです。

受講対象者

化学会社、樹脂会社の方々
大学の先生、学生、工業技術センターの研究員の方々
化学製品や接着剤、素材などを扱う商社や販売店の方々
FRPなど複合材メーカーの方々
樹脂を利用して造形物などを製作している会社の方々
自動車メーカーの方々

日時 2024年4月23日12:30~16:30
講師 辻村 豊 (合同会社 播羊化学研究所 代表社員 )
講師略歴
1991年 京都工芸繊維大学 繊維学部高分子学科卒業
1994年 大阪大学大学院 工学研究科 修士課程修了
1997年 大阪大学大学院 工学研究科 博士課程修了 
1997年 京都工芸繊維大学ベンチャーラボラトリー 非常勤研究員
1998年 大日本スクリーン製造株式会社 開発部員
1999年 産業技術総合研究所関西センター 科学技術特別研究員
2002年 株式会社ナード研究所 研究員   
2003年 ナガセケムテックス株式会社 研究開発部員
2017年 合同会社 播羊化学研究所 代表社員
受講料 45000円
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法 PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。
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プログラム

1.熱可塑性エポキシ樹脂の基礎
 1-1 熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂
 1-2 熱可塑性樹脂・熱硬化性樹脂の長所
 1-3 従来の熱硬化性エポキシ樹脂について
 1-4 エポキシ=熱硬化性樹脂のはずが…
 1-5 新しい樹脂のコンセプト
 1-6 熱可塑性エポキシ樹脂の形態
 1-7 熱可塑性エポキシ樹脂の重合機構
 1-8 熱可塑性エポキシ樹脂硬化物の分子量
 1-9 原料樹脂の温度-粘度の関係
 1-10 熱可塑性エポキシ樹脂の優れた機械的強度
 1-11 接着試験
 1-12 透明タイプ
 1-13 着色試験
 1-14 可塑剤の導入
 1-15 熱可塑性エポキシ樹脂の歴史

2.熱可塑性エポキシ樹脂の応用
 2-1 FRPへの応用
 2-2 CFRPの曲げ強さ
 2-3 カーボン繊維との優れた密着性
 2-4 動的粘弾性
 2-5 リサイクル・リユース性について
 2-6 熱可塑性エポキシ樹脂の耐薬品性
 2-7 FRPの二次加工性
 2-8 ケース部品の試作
 2-9 医療・福祉用品への展開
 2-10 樹脂の高耐熱化
 2-11 熱可塑性エポキシ樹脂、自動車メーカーに採用される!
 2-12 自動車用安全部材として
 2-13 UD方式の検討
 2-14 高い繊維含有率
 2-15 層間せん断試験

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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