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導電性高分子の基礎とPEDOT系高導電化と最新技術動向

~導電性高分子の導電機構の種類と特徴から、導電性高分子の高次構造制御、PEDOT:PSSの高導電化とメカニズム、透明導電膜としての導電性高分子、ゴムとの複合化による高延伸性付与、導電性高分子の新しい技術展開まで~

ゴムタイムス社

趣旨

 導電性高分子は半導体から金属領域までの幅広い範囲にわたってその電気伝導度を自由に制御できるばかりでなく、透明性にも優れており、透明帯電防止剤、電解コンデンサの陰極材料及び透明導電膜として実用化されています。本講座で導電性高分子の基礎、高導電化・高機能化及び応用例を分かりやすく解説します。 最初に、導電性高分子の基礎的な事項について解説し続いて、数多くの導電性高分子のなかでも良好な透明性、高い電気伝導度及び空気中での良好な安定性のいずれをも満足するPEDOT系の高導電化とそのメカニズムについて詳細に解説します。次いで、導電性高分子の応用として透明かつ高延伸性導電膜を取り上げ最後に、導電性高分子の新しい技術展開について紹介します。

受講対象者

◎ 導電性高分子の研究・開発に携わる方
◎ 導電性高分子の活用に興味のある方
◎ 導電性ポリマーコンポジットの開発・研究に携わる方
◎ 透明導電膜の研究・開発に携わる方

日時 2024年2月8日10:30~16:30
講師 小林征男(小林技術士事務所所長 技術士(「総合技術監理」「化学」部門)工学博士(東工大))
講師略歴

1966年 東京工業大学・理工学部・高分子工学科卒業
1966年 化学会社入社、総合研究所・有機材料研究部長、本社・品質保証部長を歴任
2000年 化学会社退社、小林技術士事務を所開設し現在に到る。その間、東京工芸大学及び神奈川工科大学・非常勤講師、横浜国立大学・客員教授を歴任

受講料 45000円/1人(税別)
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法 PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。
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プログラム

1.導電性高分子とは
2.導電性高分子の導電機構
3.導電性高分子の種類と特徴
 3-1 p-型導電性高分子の代表例とそれらの特徴
 3-2 n-型導電性高分子の代表例とそれらの特徴
 3-3 ドナー・アクセプター共重合型導電性高分子の代表例とそれらの特徴
 3-4 自己ドープ型ポリマーの代表例とそれらの特徴
4.導電性高分子の高次構造制御
 4-1 テンプレート(鋳型)重合法
 4-2 テンプレートフリー重合法
5.PEDOT:PSSの高導電化とそのメカニズム
 5-1 化合物添加系
 5-2 物理的手法(延伸)
 5-3 ナノカーボンとの複合化
 5-4 PSSの役割
6.PEDOT:PSS以外の PEDOT系の高導電化とそのメカニズム
 6-1 化学重合法
 6-2 気相重合法
 6-3 o-CVD法
7.透明導電膜としての導電性高分子
 7-1 透明導電膜の用途と要求特性
 7-2 ITO代替材料としてのPEDOT:PSS
8.ゴムとの複合化による高延伸性付与
9.導電性高分子の新しい技術展開
 9-1 アニオン交換ドーピング  
 9-2 ダブルドーピング
 9-3 ドナー性ポリマーとアクセプター性ポリマー間の電子移動
10.まとめ

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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