【WEBセミナー】知っておきたい フッ素ゴムの基礎と応用
~種類と特徴を正確に捉え、実際の応用例とトラブル対策を学ぶ~
開催日: 2022年8月24日
趣旨
これまでのゴム薬品に関連する技術セミナーでは、個々のゴム薬品に焦点を当て、主にその基本性能と特徴について紹介されており、ゴムの劣化機構と安定化機構にまで言及したセミナーは少ない。本セミナーでは新しい配合処方を考える上で大きな力となるゴムの劣化と安定化の作用機構にも着目して、老化防止剤の配合処方について紹介する。
具体的には、①ゴムの酸化劣化と安定化概論、②汎用ゴムの劣化解析と安定化処方、③特殊ゴムの劣化解析と安定化処方、④相乗効果を生み出す配合処方、⑤耐オゾン性を改良する老化防止剤の配合処方について、優れた性能を発現するに至った作用機構にも触れながら、各種評価結果をわかりやすく説明します。
領域を超えて多種類のゴムの活用が求められる現在、各種ゴム薬品の使い分け方に関するセミナーを聴講することで、日々の配合研究はもとより応用研究の一助にもなると考えております。
ゴム及びゴム製品の製造・開発に携われている技術者はもとより、ゴムの特性を活かした配合処方を提供されている原料ゴムメーカーの配合技術者、幅広い知識で提案型営業を目指されている商社の方々など、ゴム製品にかかわる多くの方々に有益な情報を提供します。
受講対象者
・ゴム及びゴム製品の開発・製造に携わっている技術者・管理職
・ゴムの特性を活かした配合処方を提供・提案されている配合技術者
・ゴム及びゴム薬品を扱う商社の担当者・幹部
WEBセミナー
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
・お申込み受理のご連絡メールに接続テスト用のURLが記されております。
・「Zoom」のインストールができるか、接続できるか等をご確認下さい。
・申し込みをして頂いた方に後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただきご視聴ください。
・開催日時にリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
【注意事項】
※セミナー資料は事前にお申し込み時のご住所へ発送させて頂きます。ただし、開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。また、事前にテスト配信を行いますので、安心して当日のセミナーを受けることができます。
日時 | 2022年11月17日10:30~16:30 |
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地域 | WEB限定セミナー |
講師 | ゴム薬品コンサルタント(元大内新興化学工業(株)顧問) 太智 重光 氏 |
講師略歴 | 1973年 京都工芸繊維大学大学院工業化学科修士課程修了 |
受講料 | 45000円/1人(税別) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
お申込み | このセミナーに申込む |
プログラム
1.ゴムの酸化劣化と安定化概論
(1)ゴムの酸化劣化と物性変化
(2)ゴムの酸化劣化と自動酸化反応
(3)軟化劣化と硬化劣化の要因解析
(4)老化防止剤の酸化防止能と安定化機構
(5)純炭化水素による酸化防止
2.汎用ゴムの劣化解析と安定化処方
(1)NRの劣化解析と安定化処方
(2)SBRの劣化解析と安定化処方
(3)IIRの劣化解析と安定化処方
(4)EPDMの劣化解析と安定化処方
3.特殊ゴムの劣化解析と安定化処方
(1)NBRの劣化解析と安定化処方
(2)HNBRの劣化解析と安定化処方
(3)CRの劣化解析と安定化処方
(4)ACMの劣化解析と安定化処方
4.相乗効果を生み出す老化防止剤の配合処方
(1)酸化防止能の相乗効果
①MBとの併用による相乗効果
②老化防止剤の再生機構による相乗効果
③異種機能の活用による相乗効果
(2)オゾン劣化防止能の相乗効果
(3)疲労劣化軽減の相乗効果
5.耐オゾン性を改良する老化防止剤の配合処方
(1)各種ゴムの耐オゾン性とオゾン劣化機構
(2)オゾンクラック発生への影響因子
(3)各種ゴムに対するオゾン劣化防止効果
①NR ②CR ③NBR ④HNBR ⑤Cl-IIR ⑥ECO