バンドー化学 自動車補機駆動用ベルトを開発

2011年06月13日

ゴムタイムス社

ベルト構造と張力変化のイメージ

バンドー化学㈱は、自動車補機駆動用ベルト「リブエース」における新ラインアップとして、自動車補修市場向けに「リブエース・フィット」を開発し、4月より販売を開始したと6月6日、明らかにした。 近年の自動車エンジンは、車両の軽量化、燃費向上の観点から、従来の張力付与機構を有する補機駆動システムから、張力付与機構が不要となるストレッチタイ プのベルトを適用した補機駆動システムに対するニーズが増加する傾向にある。 これらのニーズに応えるべく、バンドー化学ではストレッチタイプの自動車補機駆動用ベルト「リブエース・フィット」の開発に取り組んできた。新たに開発し た低弾性心線を採用することにより、固定した2軸プーリへの装着が可能となり、手間のかかる張り調整無しで、狙いの張力が設定でき、ベルト摩耗後でも高い 張力維持性を実現する。 CO2削減など環境対応が重要な社会テーマである昨今、燃費改善を目的とした自動車用エンジンの軽量化につながる技術であり、新ベルトの需要拡大に期待を 寄せている。同社では11年度に1000万円、12年度には1500万円の販売を計画している。 新製品の特徴は次の通り。 ▽専用の取り付け治具を使用し、固定した2軸プーリへの装着が容易にできる。 ▽手間のかかる張り調整無しで、狙いの張力が設定できる。 ▽ベルトが摩耗しても必要な張力を維持できる。

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