東北ゴムが社長交代披露の集い 大西正哉新社長が抱負語る

2011年09月22日

ゴムタイムス社
小西新社長㊨と山口前社長

大西新社長㊨と山口前社長

 東北ゴム㈱は今年9月1日付で代表取締役の異動を実施、山口政男社長が退任し、後任として大西正哉氏が代表取締役社長に就任したが、同社主催の「社長交代披露の集い」が9月20日、東京・港区の高輪和彊館で開催された。
 新社長披露宴には同社の取引メーカーや協力販売商社の代表ら約30名が出席、東北ゴムからは山口政男氏、大西正哉氏の新旧社長のほか杉下央芳取締役営業本部長、緒方和郎東京支店長、東京支店のスタッフらが出席した。

 冒頭、あいさつに立った山口前社長は「平成16年に常務として東北ゴムに入社し、翌年、橋本社長の後任として引き継ぎ、6年が経過した。この間、皆様とは楽しく仕事をすることができました。私は社長就任時に経営理念を策定し、小さいながらも日本一信頼される会社を目指し、販売会社の統合や技術開発部の新設、ハンドレール事業のグローバル展開など積極的な事業展開を進めてきました。
 最も印象に残るのは今年3月の東日本大震災の経験です。本社仙台工場は2㍍を超す津波により一階部分が浸水し、工場内で蝋燭の灯りだけで一晩を過ごしたことを思い出します。機械設備は全滅しましたが、工場建屋は無事で、翌日から復旧に向けて全従業員とともに頑張ってきました。
 8月には8割までの生産水準に戻ることができましたが、これも皆様方のご支援があったからこそで、復旧の見通しがついたことで勇退を決意しました。後任の大西氏は東北ゴムの歴代社長では最も若く、この難局を乗り切るには適任であると思っています」などと語った。
 大西新社長は「震災に際してはご支援と励ましの言葉をいただき、改めて感謝申し上げます。お陰さまで9月中にはほぼ100%の復旧を実現できる見込みです。しかし、当社の業績への影響は大きく、再建の道のりは険しいものと覚悟しておりますが、収益性へのこだわりを持ち、スピードある事業、そして更なる発展に向けて夢を持つ、この3つをスローガンに努力を続けていきたいと思っています。
 私はゴム事業は初めてのことで、分からないことばかりです。本日ご出席の先輩方の応援とご支援をいただき、前社長の方針でもある信頼され、期待される会社づくりに邁進いたします。引き続きご指導ご鞭撻をお願い申し上げます」と御礼をかねて抱負を語った。
 来賓を代表して、日本通商㈱の杉中浩一郎社長が登壇し、東北ゴムの震災からの復旧に対して心からの敬意を表し、今後の同社の発展を祈念する祝辞を述べた。このあと蒲田ゴム㈱の亀田元秀会長が大西新社長へのエールも込めて乾杯の音頭をとり、祝宴に移った。
 懇親会では、出席者が大西新社長と名刺交換を行い、親交を深め、㈱ヤマカミの山上吉雄会長の中締めで披露の集いは終了した。

 

 

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