東洋ゴム 米子会社が自動車セクター企画の認証取得

2014年11月19日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業株式会社(社長:山本卓司)の米国タイヤ製造子会社であるトーヨータイヤ ノースアメリカ マニュファクチュアリング(TNA)は、2014年9月19日付で、自動車業界のセクター規格である「ISO/TS 16949:2009」の認証を取得したと発表した。

 「ISO/TS16949:2009」は、ISO 9001をベースとし、QS―9000(米国)、VDA6.1(ドイツ)など欧米の自動車関連規格をグローバルに統一、自動車業界固有の要求事項を付加したセクター規格。審査機関はロイド レジスター クオリティ アシュアランス リミテッド。顧客満足に焦点を合わせた品質マネネジメントシステムで、グローバル展開を目指す自動車メーカーが部品等のグローバル調達に際して、共通の品質マネジメントシステムを適用し高品質の製品を提供する目的で制定された。

 今回、「ISO/TS16949:2009」を取得したTNAは、同社グループの北米タイヤ製造拠点として2005年12月より操業を開始している。高度に自動化された同社独自の最新タイヤ製造工法「A.T.O.M.」によって供給される高品質なタイヤは、北米アフターマーケットのみならず、日系自動車メーカーやFord社に新車向けとしても採用されている。

 同社グループは、ISO9001およびISO/TS16949をベースとした品質マネジメントシステムの運用を通じて、製品の品質及び顧客満足向上を図っている。同社のタイヤ事業では国内外全生産拠点で、ダイバーテック事業では新設の子会社2社を除く全生産拠点でISO9001認証を取得しており、今後も、海外製造拠点でのISO/TS16949認証取得に向け、品質マネジメントシステムの維持向上に取り組んでいく方針だ。

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