関西ゴム技術研修所 2011年度 研修生を募集 教課内容 大学専門分野に匹敵 9月から9ヵ月間、定員は40名

2011年06月20日

ゴムタイムス社

関西ゴム技術研修所は開設以来、49年の実績を積み重ね、卒業者は2023名、研修生を派遣した企業は500社を超えている。技術革新の著しい昨今、企業 のニーズに対応できるゴム技術者養成を使命として、研修内容に刷新が加えられており、直ぐに役立つ斬新なゴム技術教育機関として評価を高めている。その関 西ゴム技術研修所は、平成23年度第50回生を募集する。
カリキュラムは、講習会的な色彩を避け、学校形式に近い形で充分な時間をかけて理論面、実技面と幅広い分野にわたって徹底した教育を行う。また、ほとんど の科目について学科試験を行い、その成績と出席状況を評価して基準に適合した人に卒業認定を行う。さらに、成績優秀者、出席良好者に対しては表彰も行って いる。
講師は各専門分野の第一戦で活躍中のトップクラスを中心とし、大学教授を交えた充実した34名の陣容からなる。さらに教養的なもの、先端的なものなどをテーマとした特別講義3名の講師も招聘している。
カリキュラムは平成23年9月~24年5月までの9ヵ月間で、基礎科目(12・5時間)、材料科目(45時間)、実技科目(47・5時間)、特別科目 (10時間)、ゴム製品(17・5時間)。このほか特別講義(5・5時間)、実習・見学(47時間)、学科試験(20時間)。毎週月・水・金の3回を原則 に、午後5時30分から8時までの授業。ただし、講師の都合により曜日が変更する場合もある。
研修費用は9ヵ月間の研修費、テキスト費、実習材料費、入学卒業関係の費用を含め、総額31万5000円。教場は大阪市営地下鉄中央線乗り入れ、荒本駅下車徒歩7分に位置する化学物質評価研究機構大阪事業所。
同研修所を利用、または研修するメリットは次の通り。
▽基礎学力向上に役立つ=開発研究に携わる研究員には高度な専門知識と経験が要求されるが、これらの研究員養成のためにはゴム技術についての基礎的な、そして幅広い総合知識を与えることにより、素養を高め、研究への基盤を固めることが重要なことと言える。
▽営業担当に幅広い技術知識を習得=技術が分からないと今後の営業活動は不利となる。原料ゴム、副資材、ゴム製品などの営業担当者として日常起こる加工技 術や品質上のトラブル解決にきめ細かい技術サービスが必要になっている。新設で行き届いた営業員として信用を高めるためにも、より高度な技術力が要求され ている。こうした背景から、近年は営業担当者からの応募が増えつつある。
▽事業主や経営者となる人も=技術革新の時代において、社長の若返りとともに技術出身社長の就任が注目されている。このような情勢を反映して社長後継者の人たちの受講も増えている。
▽教育水準は大学の専門分野に匹敵=教科内容は優れた講師陣による基礎理論から専門分野、さらに応用分野にわたる。将来を担う若い人たちの実力養成には最適な内容となっている。
創立45周年を機に卒業生のフォローアップを行っている。卒業生は前期、後期の科目について一定の資料代で数科目再受講できる。また、年1~2回の特別講演会と卒業生の同窓会に参加できる。
〈募集要項〉
▽定員=40名(定員になり次第締め切る)
▽研修費=31万5000円(分割払いは32万円)
▽応募資格=高等学校(工業、商業、普通科を問わず)卒業者、またはこれと同等以上と認められた人。原則として企業から推薦された方。
▽応募方法=入学願書に記入の上、顔写真2枚(横2cm×縦3cm)を添付して8月5日(必着)までに事務局まで送る。
問い合わせ先は化学物質評価研究機構大阪事業所内関西ゴム技術研修所事務局(電話=06―6744―2150)まで。

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