【ゴムライニング特集】昭和ゴム アジア№1めざし若手技術者を育成

2013年10月14日

ゴムタイムス社

 昭和ゴムがゴムライニングの製造に着手して80年以上。同社はその間に培われた高度な技術とノウハウを基に、材料選定から施工、アフターサービスまで、トータルできめ細やかな事業を展開している。
 同社は1937年の設立以来、ゴムライニングを手掛けてきたが、1966年に東京・千住工場を廃止して、現在の千葉・柏工場を新設したのを機に、5mφ×15mLの大型加硫缶を建造(2010年に造り直し、現在は4・6mφ×15mL)。さらに4mφ×10mL、1・5mφ×5・5mLの中および小加硫缶とともに、大型から小型にいたるまで、幅広い製品の施工を行ってきた。
 同社が最も得意にしてきたのは、塩水から苛性ソーダと塩素(塩酸)をつくるソーダプラントの電解槽と水処理装置。ただし、電解槽については、かつての水銀電解槽の時代はセル全体にゴムライニングを施していたが、製法がイオン交換膜に転換したことによりゴムライニングの量は大きく減少した。
 そのため、現在は化学・食品・鉄鋼・鉱山・電力・水処理など、幅広い分野のゴムライニング機器を手掛けている。

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