豊田合成 従業員向け教育施設を開設

2013年10月11日

ゴムタイムス社

 豊田合成は10日、従業員の職場における安全意識・能力の向上と「からくり」(モーターなど動力を使わない機構を用いた機械装置)を用いた改善活動の推進を図るため、従業員向け教育施設である「安全KY道場」(KY=危険予知のこと(KIKEN YOCHI))と「からくり道場」を開設したと発表した。開設時期は10月から。
 「安全KY道場」のねらいは、従業員の危険に対する感受性と問題解決能力を高め、安全意識・能力の向上を図ること。教育方法としては、日頃の業務において想定される不安全な状態や行為を、マネキン等を用いて立体的に再現した事例(15事例)から、従業員が危険箇所を見つけ出すトレーニングを行うとともに、社内ルールなどを学ぶ。
 「からくり道場」のねらいは、トヨタ生産方式におけるムダな動作作業について「知恵を使い費用をかけずに実施可能なからくり改善」を用いて改善を行うための意識・能力の向上を図ること。教育方法は、「からくり」を用いた搬送の自動化などの改善事例(20事例)から、安全・品質・生産性を高めるためのムダ・ムラ・ムリを見る眼と具現化できる技術を学ぶもの。

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