ブリヂストン モトクロス用タイヤ新発売

2013年10月07日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは4日、2輪向けモトクロス用タイヤ「BATTLECROSS」(バトルクロス)を、2014年2月1日より発売すると発表した。価格はオープンプライス。
 今回発売する「BATTLECROSS X30(エックス サンマル) / X40(エックス ヨンマル)」は、長年のモトクロスレースで培った経験と技術を活かし、オフロードにおけるグリップ力の向上を追求したタイヤ。また従来品と比較して、使用可能な路面の領域を拡大させており、様々なオフロード路面で使用できる。今回は「X30」を6サイズ、「X40」を4サイズ発売する。
 新製品には「Anti-Degradation Fin(アンチ デグラデーション フィン)」「Castle Block(キャッスルブロック)」「Asymmetric Block Pattern(アシンメトリックブロック パタン)」の3つの新技術を採用した。
 Anti-Degradation Finは、X30、X40のリアタイヤに採用。乗用車向けランフラットテクノロジー採用タイヤの技術である「COOLING FIN」を、モトクロスタイヤ用に改良した。タイヤのサイド部分に小さな突起(フィン)を付けることで、走行時に空気の流れを発生させ、サイド部分を冷却。タイヤの高温化による剛性低下を抑制することで、グリップ力の低下を軽減、安定した走行を可能にする。
 Castle Blockは新凸ブロック形状で、これもX30、X40のリアタイヤに採用した。硬い土壌の上に土が浮いたような路面や、レースインターバルの散水直後の路面は、非常に滑りやすくなる。Castle Blockは、通常のブロック表面から一段飛び出たブロックを配置することで、ブロック内のエッジ成分を増加させ、滑りやすい路面に対して接地圧を高める。これによりグリップ力を確保し、従来品対比で加速性能、およびコーナーリング性能の向上を追求している。
 Asymmetric Block Patternは、X30のフロント/リア、X40のフロントタイヤに採用。ブロックを非対称に配置し、タイヤと路面との様々な接地状態において安定したグリップ力を確保し、従来品対比でトラクション、ブレーキング、およびコーナーリング性能を向上させた。
 同社はオフロード用商品を始め、豊富なラインアップにより、ライダーのライディングをサポートしていく考えだ。

▽発売サイズ
「BATTLECROSS X30」
Front:80/100―21 51M、90/100―21 57M
Rear:110/100―18 64M、100/90―19 57M、120/80―19 63M、110/90―19 62M
「BATTLECROSS X30」
Front:80/100―21 51M
Rear:110/100―18 64M、100/90―19 57M、110/90―19 62M

 

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