日本ゼオン タイ樹脂プラントを増設

2013年09月24日

ゴムタイムス社

 日本ゼオンは24日、同社タイ子会社において、C5石油樹脂の新規製造プラントの増設工事が完工し、竣工式を9月23日に執り行ったと発表した。
 同増設が行われたのは、タイラヨン県のゼオンケミカルズタイランド社(ZCT社)。今回の増設によりZCT社は年産4万トンのC5石油樹脂を生産することとなり、日本ゼオン水島工場(岡山県)のプラントと併せ、ゼオングループ全体で年産8万トンのC5石油樹脂生産能力を有することとなる。
 C5石油樹脂は、粘着剤・ホットメルト接着剤あるいはトラフィックペイントなど幅広い用途において使用されており、近年はその需要が伸長している。従来からの欧米での需要に加えて、今後アジア地域においても衛材向けを含めた粘着剤用途・トラフィックペイント用途で益々需要の伸びが見込まれる。
 同社グループでは、今回の増設でグローバル供給体制の強化を図り、今後も旺盛な需要にこたえていくとしている。

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