トヨタ車体 インドネシア工場が生産開始

2013年09月10日

ゴムタイムス社

 トヨタ車体は6日、同社と関東化成工業のインドネシア共和国西ジャワ州ブカシ県における自動車用樹脂めっき部品製造の合弁会社が生産開始セレモニーを行ったと発表した。
 同合弁会社であるレジンプラッティングテクノロジー(PT.Resin Plating Technology 以下、RPT)は、現地時間の9月6日13:30よりセレモニーを開始。トヨタのインドネシアでの車両生産会社トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア(PT.Toyota Motor Manufacturing Indonesia)の秋山守副社長などを来賓に迎え、トヨタ車体の岩瀬隆広副社長執行役員、関東化成の田中耕一社長ら約70名が出席。トヨタ車体の岩瀬隆広副社長執行役員が「RPTでは、最新のめっき技術を用いた高品質で低コストな部品を生産し、これまで以上にインドネシア自動車産業の発展に貢献していきます」と挨拶を行った。
 めっき事業は、2000年に当時のトヨタ・アストラ・モーター(PT.Toyota―Astra Motor)から自動車用樹脂めっき部品現地調達化の要請を受け、当社のインドネシア子会社 スギティークリエーティブス(PT. Sugity Creatives 以下、S/C)で立ち上げたが、市場拡大に伴いS/Cから事業を分割し、めっき専門メーカーで高度な技術を保有する関東化成とともにRPTを設立した。同社はこれまで以上に、インドネシアの顧客に満足してもらえる製品を展開していくとしている。
 〈RPT概要〉
▽会社名=PT. Resin Plating Technology▽所在地=インドネシア共和国西ジャワ州ブカシ県MM2100工業団地内▽会社設立=2013年3月▽資本金=1000万USドル(約10億円)▽出資比率=トヨタ車体:65%、関東化成:35%▽投資額=約16億円▽代表者=取締役社長中村宏之氏▽生産品目=自動車用樹脂めっき部品、樹脂部品▽売上高=約2040億ルピア(約20億円)/年(2014年度見込み)▽敷地面積=敷地面積2万3500㎡、建物面積1万800㎡▽従業員数=290名

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