取材メモ S-SBR 年8・3%成長 

2013年07月29日

ゴムタイムス社

  「World Solar Challenge 2013」に参戦する工学院大学ソーラーカープロジェクトにブリヂストンが転がり抵抗を大幅に低減した新技術搭載のタイヤと、「EVASKY」の太陽電池用高機能フィルムを協賛した。「EVASKY」は、太陽光を電気エネルギーに変換する発電セルを保護する太陽電池用フィルム。

 自動車のCO2排出削減対策、軽量化、ハイブリッド化・電動化などを背景に、重要度を増しているのがこうした樹脂およびエラストマー等の自動車用ケミカル材料。富士キメラ総研の自動車用ケミカル材料の世界市場調査によると2012年の市場規模は4兆6522億円(同4・6%増)、16年の市場は12年から年平均4・3%成長し、5兆5043億円となる見通しと予測。今後は「サスティナブル」を背景に高付加価値材料が成長するとしており、この中で合成ゴム分野の溶液重合スチレンブタジエンゴム(S-SBR)は、低燃費タイヤの普及により市場が拡大し、216年の市場は12年から年平均8・3%成長し、3750億円となると予測している。

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