第70回ニシヤマ会を開催

2013年06月28日

ゴムタイムス社

 ㈱ニシヤマは6月22日、東京・大田区の大森東急イン「フォレストルーム」において、2013年第70回ニシヤマ会を開催した。
 同社の2012年度業績並びに13年度の事業方針などが発表され、講演会と懇親会が開かれた。
 会にはニシヤマの取引先企業の代表やニシヤマの社員を含め、総勢132名が参加した。
 開会あいさつは西山博務代表取締役会長が行い、12年度の業績説明を常務取締役の小嶋実営業本部長が担当、その後13年度の営業戦略および中期経営計画を佐藤昌幸社長が詳細に説明した。
 会冒頭では、約10分に及ぶニシヤマの会社紹介動画が紹介された。
 西山会長は「昨年度は残念ながら売上げは前年度比7%ダウンとなった。本年度も計画としては、昨年と同様になる見込み。しかしまだまだ成長できる分野、商品があると思っています。皆さんのお売り頂いている商品の中で、最適な物をご提供して頂ければと思います」などとあいさつした。
 次に小嶋常務が12年度の業績について「売上で262億、残念ながら計画の達成率は99%となった。総じて言えば、まあまあのできだったと感じている」などと述べた。
 12年度は首都圏を中心とした住宅着工件数が予想以上であり、東京ガス向け商品が好調だったが、2011年度売上げに大きく貢献した福島原発向け緊急対策品の供給の減少した。 
 建設機械分野は計画をやや下回ったものの、次期排ガス規制関連商品の受注を確定、海洋調査向け大型ウインチシステム、関連機器の納入を完了し売上げに貢献した。
 スマートフォンやパソコン販売の低調から半導体業界の設備投資縮小の影響を受け、半導体製造装置メーカー向け商品の売上は低迷、イランに対する欧米の経済制裁の影響から同国向け輸出がストップし計画が大幅ダウンした一方、海外タイヤメーカー向けタイヤ成型ドラムの輸出は昨年度も好調を維持し、更にタイヤ成型機の販売開始した。
 真空事業では陽子線癌治療装置、MRI診断装置、核融合関連等の案件の受注をした。
 引き続き、佐藤社長が13年度業績計画について言及した。
 13年度の営業戦略については、グローバル化の対応強化、新規事業における更なる深耕、国内事業基盤の強化及び再構築などを上げた。
 海外に進出した顧客に対して、国内営業マンを必要に応じて海外へ派遣し、国内と同等のサービスを提供する。国際事業部は構築された営業基盤を基に有望市場の拡大を図るなど、さらにグローバル化に注力する。同時に海外
向けの人材を育成する。
 また、従来の経営企画室を廃止し、営業本部内に営業企画部新設し業務を統合、ITソリューショングループを新設し、ITを活用したシステム提案を行い、各事業部の案件に付加価値を付けることと業務効率化などの提案をすることも発表した。
 業績説明のあとは講演会が行われ、バルセロナ五輪金メダリストの岩崎恭子氏が「幸せはいつも自分でつかむ」と題して講演した。
 その後場所を移し、懇親会が開かれ、東洋ゴム化工品株式会社の岡崎俊明社長が乾杯の発声を行った。

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