信越化学 タイASM社を完全子会社化

2013年05月24日

ゴムタイムス社

  信越化学工業は23日、米General Electric Company(GE)との折半出資で運営する、タイのAsia Silicones Monomer Limited(ASM)のGE保有(間接)の株式を全量買い取り、5月17日付けで信越化学の完全子会社(間接)とすると発表した。取得価額は約150億円。

 信越化学とGEグループは2001年に50%ずつの出資でASMを設立した。その後GEは、2006年にシリコーン事業部門であるGE Advanced MaterialsをApollo Management, L.P.に売却したが、引き続きASM株を保有し、現在まで信越化学とともにASMを運営してきた。
 今回の完全子会社化は、ASMと最終製品を製造販売するShin―Etsu Silicones (Thailand) Limitedとを一体化させることで、タイでのシリコーン事業の運営の効率化を図り、アジア地域においてさらなる事業の拡大を目指すためとしている。

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