日本ミシュランタイヤ 次世代コンフォートタイヤ発表

2013年04月29日

ゴムタイムス社

 日本ミシュランタイヤ㈱は4月23日、都内の椿山荘でタイヤ新商品発表会を開催した。発表会にはデルマス社長があいさつした後、PC・LTタイヤ事業のアゴスティノ・マゾッキィ常務執行役員があいさつ、引き続き商品説明が行われた。
 新商品は「ミシュランプライマシー3」。静かでゆったり、高速での爽快感もどちらも譲れないという顧客ニーズに応えて、新たなコンセプト「アクティブコンフォート」で開発した次世代コンフォートタイヤ。開発ではスタビリ・テクノロジーを駆使して「プライマシー」シリーズのコンフォート性能を継承しながら、高い次元の高速安定性やウェットグリップ力の向上を実現した。
 サイズは16インチから18インチの計21サイズ、価格はオープン価格で6月1日から順次発売する。また、新商品はコンフォートタイヤでありながらラベリング制度で転がり抵抗A、ウェットグリップ性能bを実現した低燃費タイヤ。
 発表会で、デルマス社長は「昨年の業績は欧州をはじめとする成熟市場の経済が減速する困難な環境において、年間を通じて好業績を示すことができた。日本市場ではエコカー減税や補助金などの影響で乗用車やトラックの新車用タイヤ需要が伸びた一方で、市販用タイヤは復興需要の反動による需要減がみられた。しかしながら、冬期は早めの降雪による冬用タイヤの需要が増加するなど独自の市場傾向がみられた。目まぐるしく変わる市況の中でもミシュランは各カテゴリーで積極的に新製品を投入し、市場を刺激する様々な取り組みを提案してきた」などと語った。
 また、マゾッキィ常務執行役員は日本におけるターゲットについて所見を述べ「新商品はドライブでのシーンに合わせて、ゆったり感と爽快感の両方を実感いただける」などと語り、新商品の拡販に意欲を示した。

新商品を手にするデルマス社長㊨とマゾッキィ氏

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