ブリヂストン 中国での自転車生産を増強

2013年04月19日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは19日、同社子会社のブリヂストンサイクルがその子会社である常州普利司通自行車有限公司の常州工場を移転し、生産能力を増強すると発表した。
 総投資額は約5億人民元で、2014年下期の生産開始を予定。増強後の生産能力は最大で年間約100万台となる見込み。また、移転に際しては環境に配慮した工場作りで地域との共生を図っていく。
 現在ブリヂストンサイクルは日本国内3工場と中国の常州工場で自転車を生産しているが、今回の増強により生産供給体制をさらに最適化する。日本の工場では高付加価値商品を中心とした高品質な自転車を生産する一方、常州工場では汎用品を主要品目とし、生産性向上による競争力の強化を図っていく計画。
 同社グループは今後も顧客のニーズにあった商品を迅速に提供できる体制の構築を一層進めていく方針。
 〈ブリヂストンサイクルの概要〉
▽本社所在地=埼玉県上尾市中妻3丁目1―1
▽代表者=竹内雄二代表取締役社長
▽事業内容=自転車、自転車関連商品の製造販売
▽資本金=18億7000万円
▽売上高=433億円(2012年度)
▽従業員数=913名(2012年末現在)
 〈常州普利司通自行車有限公司の概要〉
▽本社所在地=中国 江蘇省常州市
▽代表者=松隈敬三董事長
▽事業内容=自転車、電動自転車、ステンレスリム、自転車フレームなどの製造販売
▽設立=1994年12月
▽資本金=19億円
▽生産能力=自転車及び電動自転車 年間約65万台(2012年末現在)
▽従業員数=935名(2012年末現在)

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー