【ゴムロール特集】 ブンカゴム 特殊品ロールが着実に浸透

2013年04月17日

ゴムタイムス社

特殊品ロールが着実に浸透 迅速な即納体制を構築

ブンカゴム

 ㈱ブンカゴム(市原克己社長)の特殊オリジナル製品である高強度、耐摩耗ゴムロール「マイティーA」や「クリーンダッシュ」(ゴミ取粘着ゴムロール)の販売が堅調に推移し、特殊ロール製品の比率が高まっている。ブンカゴムは安定収益の確保を最優先課題とし、柔軟な発想による新製品開発や品質向上、営業力強化などを目的とした社内改革の3ヵ年計画を推進してきたが、同社の2013年4月期決算は上期の需要拡大に支えられ、付加価値の高い特殊品販売が寄与し、売上高は前期比4~5%増、収益も各種合理化策が寄与し、3年連続で増収増益の見通しとなった。
 同社はリーマンショック後の急激な需要の落ち込みに対応して新たな事業経営計画(新3ヵ年計画)を策定し、生産対応では定年退職などで社員の適正配置を実現したほか、工程の無理・無駄の排除や不良率低減を行い、固定費の大幅圧縮を図ってきた。この間、需要面では既存顧客分野での低迷があったものの、少数精鋭による営業力の強化で利益率の高い新規顧客への事業拡大が実ってきた。

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