東部ゴム商組 ベルト・ホース商工懇を開催

2013年03月25日

ゴムタイムス社

 「ホース動態調査」結果を発表

 東部ゴム商組のベルトホース部会は3月19日、東京・銀座のホテルモントレ銀座でベルト・ホース商工懇談会を開催した。懇談会には同部会の会員企業の代表、主要ホース、ベルトメーカー計20社の代表のほか、関連団体の代表ら総勢51名が参加した。
 主催者を代表して、東部ゴム商組の藤田副理事長が「円高・株高で経済は回復傾向にあるようだが、商業者を取り巻く環境は良くなっている実感が得られないのが実情。材料価格も上昇しており、今後の見通しなどについて、メーカー各位にお尋ねしたいと考えている。商工の情報交換の場として、 実をあげることができることを願います」などとあいさつ。
 続いてメーカー側を代表して、弘進ゴムの佐藤勝憲化工品営業本部長が現況について述べ「ゴム部品の海外現地調達の加速で内需の空洞化が懸念され、今後メーカーが生き抜くためには商業者の皆様の情報が必要であり、より緊密に一体となって市場開拓を進めていきたい」と締めくくった。
 懇談会に移り、組合側が第16回ホース流通動態調査の結果を山上茂久部会長が説明、さらに商業界の市況について、同部会が実施した第75回景況観測調査結果に基づき、山上部会長が状況を説明した 。
 このあと、メーカー側を代表して日本ベルト工業会の中村常務理事がゴムベルトの生産・出荷状況、日本ゴムホース工業会の阿南常務理事がゴムホースの生産・出荷状況、日本ホース金具工業会の小島常務理事がホースアセンブリ需給状況を、さらに樹脂ホース業界を代表してプラス・テクの牧絵成形品営業部長がそれぞれ現況を説明した。
 ホース流通動態調査の結果については、前回調査がリーマンショックからの回復時期にあたり、今回は景気下降期となり、売上げは「横ばい」が大勢となったが「下落」も増加した。
 需要の将来性では、今後3年間は「横ばい」がトップながら「伸長」回答も目立ち、やや明るさが感じられた。(詳報は追って掲載)

あいさつする藤田副理事長

あいさつする藤田副理事長

懇談会の様子

懇談会の様子

 

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