西川ゴム工業 海外販売好調で増収増益

2013年02月18日

ゴムタイムス社

 西川ゴム工業の2013年3月期第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比16・4%増の505億4900万円、営業利益が前年同期比216.4%増の45億1100万円、経常利益が同228・1%増の48億6300万円と増収増益となった。四半期純利益は同312・8%増の29億2700万円。自動車の生産がエコカー補助金の効果や新興国、北米での生産拡大等により、堅調に推移したことで大幅な増収となり、収益面でも増収効果と低減活動を継続したことで大幅な増益となった。
 セブメント別では、自動車用部品事業は自動車の生産が震災の復興需要およびエコカー補助金等により前年同期に比べ増加したことから、売上高は前年同期比18・2%増の472億1600万円、利益面は売上高の増加やコスト低減活動などにより、同291・9%増の営業利益は40億1600万円となった。
 一般産業資材事業は、住宅メーカー向けおよび土木関連製品などの一般産業資材においては震災の復興需要等があったものの、回復はやや鈍化する傾向にあり、売上高は同4・1%減の33億3300万円となったが、コスト低減活動の影響で同23・4%増の営業利益は4億9400万円となった。
 通期業績見通しは、海外での販売好調および加速する円安の影響により上方修正をした。売上高は前回の予測から30億円増の697億円、営業利益は6億円増の62億円、経常利益は6億5000万円増の65億円、純利益は3億円増の38億円となる見通し。

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