ムーンスター 創業140周年プロジェクトでブランド統一化

2013年02月18日

ゴムタイムス社

 ムーンスターは6日、今年で創業140周年にあたり、日本橋三井ホールで「創業140周年新生ムーンスター・プロジェクト発表会」を開催した。
 冒頭、同社猪山渡社長は「弊社は2006年に社名をムーンスターに変更し、お客様により身近なブランド企業になるべくムーンスターブランドの価値向上に努めてきたが、まだ力不足で認知度は上がっていない。弊社は今年、創業140周年という節目の年を迎える。これを機に、新生ムーンスターとしてすべての世代の消費者に愛され、成長し続ける企業・ブランドを目指し、新たなプロジェクト140を結成し仕組みづくりに着手してきた」と挨拶をし、新プロジェクトの概要を説明した。
 新プロジェクトの具体的な取り組みは消費者とのコミュニケーション強化のため、『コミュニケーションロゴマーク』を新しく設定。2013年秋冬製品より、新しいロゴを製品に印していく。また新コミュニケーションロゴマークの設定に伴い、お客様への安心・安全証として、製品保証制度を導入する。今後、ロゴマークが付いた製品は消費者が製品情報などを登録することで、購入後6ヵ月間に発生した不具合に対して迅速に対応していく。また猪山社長は「新コミュニケーションロゴマークを『信頼のマーク』として製品に印し、長く愛される企業長く愛される企業ブランドを目指していく」と意気込みを語った。
 次の取り組みは2013年秋冬シーズンから、新たに10代~20代のユース世代に向けた製品をムーンスターブランドとして展開。今まで手薄であったユースカテゴリの製品を強化することで、ベビー、チャイルドからアダルト、シニア世代の消費者に愛用されるブ ランドラインナップを揃えていく。同社はこれまでは主力6大ブランドを中心にマルチブランド手法をとっていたが、全てのジェンダーに対応する商品構成と新コミュニケーションロゴマークの搭載により、「ムーンスターブランド」に統一 化を図っていくという。
また同社のものづくりの原点である『Made in KURUME(メイド・イン・久留米)』の商品群も充実させていく。
 コミュニケーション施策については、履きをモチーフにした新キャラクター「うわばき君」を起用。また従来の業界紙、テレビ、雑誌等の媒体に加えSNSといデジタルコミュニケーションツールも積極的に活用していく。さらに消費者をつなぐ架け橋を担う存在として、テレビや雑誌など多方面で活躍している富岡佳子さん、道端カレンさん、鈴木奈々さんの3名 を「140周年アンバサダー」に起用し、積極的にムーンスターブランドをアピールしていく。

 

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